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なぜもやしは成長が早いの?

もやしは成長が早く、短期間で収穫できる野菜です。また、低価格で、栄養価が高いため、人気の食材です。

ここでは、もやしの成長が早い理由、もやしの種類や栄養などについて記しています。

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なぜもやしは成長が早いの?

太陽の光が届かない暗い所で植物の芽を発芽させたものをもやしと呼びます

もやしは植物や野菜の名称ではありません。

植物は光合成を行うことにより、エネルギーを得て成長していきますが、種が発芽して地上に出るまでの間は種に蓄えられた養分からエネルギーを得ています。

地上に出るまでの光のない状態では、エネルギーを節約するために葉や光合成色素であるクロロフィルも作られません。

無理に作ってしまうと、なけなしの養分を使い果たして、生存が脅かされることになりかねないからです。

地上に芽が出て光が当たるようになると初めて、子葉で光合成を始め、そのエネルギーにより茎を伸ばして葉をつけるようになります。

もやしは暗い所で育てられるので、土の中にいるのと同じ環境下にあることになります。

このような状況では、太陽の光は上から来るものと決まっているので、重力の反対方向に少しでも太陽に近づくことに専念して、エネルギーをできるだけ消費しないように、ひょろひょろと背を伸ばしていきます。葉は付けず、茎も緑色にならず白色のままです。

もやしのひょろ長い形は、光がなければ生きられない植物が、光のないところから抜け出すために、懸命にもがいている姿ということができます。

一般に、植物は強い光の下では茎は太く、短く、葉や大きく展開して、濃い緑色となります。光が弱くなると茎は長くなり、葉の広がりも減少して、緑色も薄くなります。

そして、全く光が当たらない状況になると、緑色はなくなり、葉の展開もなく、ただ茎だけがひょろひょろと長く伸びていきます。

これは土の中で芽を出した植物が、効率よく地上へ這い出るために獲得した仕組みと考えられています。

このようなことから、暗い所で育ったもやしは成長が早いのです。

もやしは約1週間で5~10cm程度の長さになり、そこまで伸びると伸びるのをストップします。

もやしの種類

もやしは先に記したように、太陽の光が届かない暗い所で植物の芽を発芽させたものですが、一般にはマメ科の植物を暗いところで発芽させたもので、よく販売されているのは緑豆ブラックマッペ大豆を種子とするもやしです。 

緑豆もやし

国内では生産量の9割ほどを占め、茎が太めで水分が多く、甘味があり、しゃっきりしたみずみずしさが特徴です。火が通りやすくサラダ、ラーメン、炒めもの、和え物、鍋物などにあいます。

ブラックマッペもやし

緑豆もやしよりやや細く、ほのかな甘みがあります。ラーメン、焼きそば、お好み焼き、おひたしなどにあいます。

大豆もやし

豆がついたまま食べるもやしです。

太くて長く、他のもやしに比べてタンパク質に富み、アミノ酸によるうまみの強い品種です。韓国料理のナムルやビビンバの具には欠かせないものです。

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もやしの栄養

もやしは低カロリーで健康に役立つ様々な栄養素を含んでいるので、ヘルシーな食品なのです。

植物の種は、新しい生命を生み出すものなので、多くの栄養素が含まれていますが、種が発芽し、成長する過程で種には含まれていない新しい栄養素が合成されていきます。

例えば、種に含まれていた、でんぷんは、発芽すると分解されてブドウ糖に変わります。

また、タンパク質は、アミノ酸に分解され、ブドウ糖からビタミンCがつくられたりし、元の種以上に栄養価が高くなります。

もやしの栄養成分は以下のように原料となる種の種類により異なります。

もやしの成分表

もやしを育てる方法

もやしを育てるのに必要なものは原料となる緑豆、大豆などの種子、水、瓶などの栽培用容器、光を遮蔽するための段ボールなどです。養分は必要ありません。

種子を容器に入れ、水洗いした後、一晩漬けておきます。

水を切ったら、段ボールなどで容器を覆って光を遮ります。

1日に3回程度水洗いする必要があります。

2、3日で発芽し、大体1週間で茎の長さが5~10cmまで育ち、伸びないようになったら終了です。

これ以上置いておくと枯れてしまいます。

参考となる手順は以下参照してください。
もやしの育て方

また、もやし栽培キットがネットで購入できます。

試してみてはいかがでしょうか?

まとめ

植物は地中で発芽して、まだ地面から出てない全く光が当たらない状況では、早く光合成を始めるために、種の中の限られたエネルギーをできるだけ消費しないように、光を求めて、上へ上へとひょろ長い茎を伸ばすことに全力を注ぎます。

もやしは暗い所で発芽したものですから、土に埋もれている種子と同じ状況にあるため、ひょろ長い茎を急速に伸ばします。この間光合成はできないにも関わらず、元の種子の栄養を上回る栄養成分を生成するのです。

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