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寿命に関係するテロメアを伸ばす方法はあるの?

2017/05/27

今テロメアが注目されています。

テロメアが脚光を浴びるようになったのは2009年にテロメアの研究で3人の科学者がノーベル医学・生理学賞を受賞してからです。

テロメアは染色体の端にあり、細胞分裂のたびに短くなります。

赤ん坊のテロメアは長く、年を重ねるにつれて短くなっていくことから、人間の寿命を決定する生命の回数券と呼ばれています。

最近の研究でテロメアは短くなる一方ではなく、伸ばすことができることが分かってきました。

ここでは、テロメアを伸ばす方法についてご紹介します。

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テロメアとは?

人間の体は、数十兆個の細胞からできています。その細胞の核の中には、遺伝子情報を含むDNAが畳み込まれた染色体があり、その末端に存在するのが テロメアです。

テロメアはDNAを保護する役割があります。DNAとは、デオキシリボ核酸とよばれる、遺伝子の本体です。

細胞が分裂するとき、DNAはコピーされますが、テロメアは徐々に短くなります。

若い細胞ほどテロメアは長く、細胞分裂すると次第に短くなっていきます。そしてある一定の長さまで短くなると、細胞分裂ができなくなり、若い細胞が生まれなくなってしまいます。

そうなると、老化がどんどん進み、顔にシワ、タルミ、シミなどができて老け顔になってしまいます。

テロメアの長さで寿命がわかるの?

テロメアの長さは血液検査により、調べることができます。

一般的には赤ん坊より高齢者の方がテロメアは短く、年齢を重ねるほど短くなりますが、個人差が大きく、年齢が同じでもテロメアの長さが同じとは限りません。

テロメアの長さは細胞の老化度を知る指標の一つにはなりますが、単純にその人の寿命を判断することはできないようです。

テロメアは健康状態と関係があり、テロメアが短い人は心疾患や脳血管疾患のリスクが高くなり、ガンになりやすいということが確認されています。

テロメアの長さは酵素に関係している

テロメアは細胞が分裂するたびに短くなりますが、短くなる一方ではなく、最近の研究から短くなるのを遅らせたり、伸ばすことが可能であることが分かってきました。

これにはテロメラーゼという酵素が関わっています。

テロメラーゼは一般の細胞にはごくわずかしか見られず、iPSなどの幹細胞、生殖細胞、ガン細胞に多く存在する酵素です。テロメラーゼがあると細胞分裂してもテロメアは短くなりません。

生活習慣を改善することでテロメラーゼを活性化させて、テロメアが短くなるのを遅らせたり、伸ばしたりする働きがあることが分かってきました。

テロメアについては現在研究段階でそのメカニズムは、まだはっきり解明されていません。

以下は酵素栄養学の点から記載しています。

体内で生成される酵素は消化酵素と代謝酵素の2種類に分類されます。

消化酵素は、口から食べた物を分解、消化、吸収し、体の各器官、組織に必要な栄養素
を送る役割を果たしています。

代謝酵素は、送られてきた栄養素を使って、ものを考えたり、呼吸したり、身体を動かすなど、生きていく上で様々な作業を行っていて、テロメラーゼは代謝酵素の一つです

人が一日に体内で生産される酵素の量(代謝酵素と消化酵素の合計)はほぼ決まっていると考えられています。

その時々の状況に応じて、各々の代謝酵素、消化酵素が作られますが、消化酵素は代謝酵素に優先して作られます。このため、食べ過ぎて消化酵素を多く使ってしまうと、代謝酵素が作れず、不足するので、多くの生命活動を脅かすことになります。

また、激しい運動をしたり、ストレスがたまると活性酸素が多く発生しますが、活性酸素を除去するための、SODなどの酵素が必要となり、他の酵素が作れなくなります。

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テロメアを伸ばす方法

先に記したように、体内で生産される消化酵素と代謝酵素の総量は限りがあります。

例えば、食べ過ぎて消化酵素を使い過ぎたり、怪我をしてそれを修復するために代謝酵素を使ったりして、余分な酵素を浪費すると、テロメラーゼのような他の酵素が生産できなくなります。

テロメアを伸ばす方法は一言で言えば、酵素を浪費しないことです。

活性酸素を増加させない生活習慣

活性酸素が発生すると、酵素を大量に消費します。

活性酸素は体に入ってきた異物を攻撃したり、体内に侵入してきた細菌を退治するという重要な役割がありますが、必要以上に増えると体に悪影響をもたらします。

このため、活性酸素除去するため、SODなどの抗酸化酵素を分泌し、他の酵素が生産できなくなります。

活性酸素を発生させるものには以下のようなものがあり、酵素を消費しないためには、これらをしない生活習慣が必要です。

ストレス

ストレスを受けると、ストレスを緩和させてくれる副腎皮質ホルモンが分泌されますが、その際に一緒に活性酸素も作られてしまいます。

例えば、長期間の介護疲れにより、精神が疲弊した人のテロメアは短くなっているという研究結果が報告されています。

瞑想はストレス低減効果があり、これを実施することによりテロメアが長くなったという報告がなされています。

紫外線

紫外線を浴びると、体を守るために活性酸素が発生します。特に、肌に直接浴びると、強力な活性酸素が発生することが知られています。

喫煙

タバコに含まれるタールなどの有害物質が体内に入ると、細胞を守るために活性酸素が増えます。

過度な飲酒

アルコールは適量であれば活性酸素を減らしてくれますが、アルコールを分解する際に活性酸素は発生するので、摂取量が多すぎると活性酸素が増加します。

激しい運動

激しい運動により呼吸量が増えると、活性酸素が増加します。

食品添加物、大気汚染

食品添加物、大気汚染などの有害物質が体内に入ると、解毒作用のある酵素を分泌し、有害物質を解毒しますが、この時も活性酸素が発生します。

暴飲暴食をやめる

食べ過ぎ、飲み過ぎることにより、消化酵素が浪費されるため、代謝酵素の生産が減ることになります。

睡眠を十分とる

酵素は翌日の消化や代謝に備えて、夜の睡眠中に大量に生産されます。また、代謝作業は睡眠中に行われます。

睡眠が十分に取れないと、酵素の生産と代謝という二つの作業が滞ることになります。

適度な運動をする

先に記したように激しい運動は活性酸素が発生するために、よくありませんが、ウォーキングのような適度な運動は、体温を温め酵素の働きを活性化させます。

酵素を多く含む食物を食べる

体内で生産される酵素には限りがありますが、外部から摂り込む食物酵素により、補うことができます。

野菜、果物などの酵素を多く含む食物や発酵食品を食べることにより、食物酵素を体内に摂り入れ、体内で生産する消化酵素を節約できます。その結果、代謝酵素を多く生成することができます。

まとめ

テロメアは細胞分裂するたびに短くなり、ある長さになると細胞分裂ができなくなることから、テロメアの長さは細胞の老化度を知る指標の一つにはなります。

しかし、テロメアの長さから単純にその人の寿命を判断することはできないようです。

テロメアの長さは健康状態と関係していて、健康状態が悪い人はテロメアが短いことが確認されています。

テロメアの長さはテロメラーゼという酵素により、短縮を遅らせたり、伸びることが分かってきました。

そのメカニズムは、研究段階でよく解明されていませんが、酵素栄養学の点から言えば、酵素を浪費しないことです。そのための方法は特に新しいものではなく、今まで健康によいと言われてきたものばかりです。

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