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健康

トランス脂肪酸の健康への影響

2016/06/24

20150508マーガリントランス脂肪酸は健康に悪いと言われており、海外では栄養表示の項目にトランス脂肪酸が入れられる動きがあり、一部の欧州諸国ではトランス脂肪酸含有率が規制されています。しかし、日本ではあまり問題になっていません。
 
 

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トランス脂肪酸とは

脂肪や油と言われている物の構成要素を脂肪酸と呼びます。
脂肪酸には炭素の二重結合がない飽和脂肪酸と炭素の二重結合がある不飽和脂肪酸に分けられます。

この不飽和脂肪酸の中で二重結合の炭素に結びつく水素の向きが互い違いになっているものをトランス型、同じ向きのものをシス型と呼びます。

天然の不飽和脂肪酸のほとんどはシス型です。しかしシス型は不安定で劣化しやすいという性質を持っているため水素を添加することにより安定した構造に変化します。

トランス脂肪酸は自然界にはほとんど存在しません。

トランス脂肪酸は常温でも固形を保つことができ、酸化や劣化がしにくいという特徴があります。そのため様々な食品に用いられています。

トランス脂肪酸が多く含まれる食品

硬化油を使った食品(マーガリン、ショートニングを使った菓子類、業務用揚げ油など)や乳製品、食肉製品などに含まれます。
主に以下のような食品に含まれています。

・ショートニング
・マーガリン
・コーヒーのフレッシュ
・ポップコーン
・植物性油脂
・ハヤシルウ
・インスタント食品
・揚げ物

農林水産省のホームページに食品中の脂質及びトランス脂肪酸含有量が記載されています。

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トランス脂肪酸が生成される原因

トランス脂肪酸は以下のいずれかの過程で生成されます。

・油を脱臭のために高温で加熱する過程で生成される。
・植物油脂などの加工の際に水素添加の過程で生成される。
・牛などの反芻動物の胃の中で微生物により生成される。

トランス脂肪酸の健康への影響

トランス脂肪酸は善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やすため、多く摂取すると、心臓疾患などのリスクが高まると言われています。
現在影響があると言われているのは以下のようなものです。

・心臓疾患(心筋梗塞、狭心症等)のリスクが高まる
・肥満
・アレルギー、ぜんそく、アトピー性皮膚炎
・妊産婦・胎児への影響(胎児の体重減少、流産等)
・認知症

日本政府の対応、

現在日本では食品含有量の規制、食品含有量表示義務化は全くされていません。

WHO(世界保健機構)の専門機関は2003年トランス脂肪酸の摂取を総エネルギーの1%以下にするよう勧告していますが、日本では目標値も設定されていません。

農林水産省のホームページの「トランス脂肪酸が体に悪いって本当?」の箇所では
以下の記載がされており、トランス脂肪酸の影響を認めていません。

「トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。」

まとめ

われわれひとりひとりがトランス脂肪酸を多く含む食品の摂取を控えるようにし、バランスの取れた食事を心がけるとともに、政府のトランス脂肪酸の表示の法的義務化と使用規制の早期実現が待ち望まれます。

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