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ハクビシンによる被害とは? なぜ都会で増えているの?

2018/03/25

出典:https://tenki.jp

ハクビシンは、山林などに生息し、農作物を荒らすなど郊外での被害が多かったのですが、近年、都会の住宅の天井裏、物置などに侵入し、被害を出すなど問題となっています。

ここでは、なぜ、都会で増えてきて、どのような被害をもたらしているのかを記載しています。

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ハクビシンとは?

ハクビシンはジャコウネコ科の夜行性動物で、体長は50~75cm、尾まで含めると1m前後の大きさになります。

漢字では「白鼻芯」または「白鼻心」と書き、その名の通り、額から鼻にかけて白い線が入っているのが大きな特徴です。

猫のような体つきをしていて、灰褐色、黄褐色の長い体毛で覆われ、頭、手足、尾が黒いので狸にも似ています。

日本の各地で生息し、元々、山林に棲む動物ですが、近年では、都会の住宅街でも生息するようになりました。

明治時代以降、毛皮用として日本に持ち込まれたものが、野生化したとされる説が有力ですが、江戸時代の蒔絵(まきえ)にハクビシンによく似た動物が描かれており、日本に持ち込まれた時期は明らかではありません。

農作物被害

ハクビシンの食性は、植物食中心の雑食性で、イチジク、カキ、ナシ、バナナ、ミカンなどの果実、特に糖度の高い果実を好んで食べます。これ以外に小動物、昆虫なども食べます。

このことから、ビワ、ミカン、モモ、ナシ、カキ、ブドウなどの果物やトウモロコシ、トマト、ウリなどの野菜などの農作物を食い荒らす被害が報告されています。

なぜ都会でハクビシンが増えたの?

捨てられた食品を餌にする

都会ですむことの最大の利点は、黙っていても人間がどんどん食品などのゴミを捨ててくれるので、餌を探さなくても、そこら中に餌が落ちており、雑食性のハクビシンにとって、餌には困らないことです。

電線で移動する

ハクビシンの足裏は人間の手のひらのような構造をしていて、しっかりと物を握ることができるので、爪を引っかけることが難しいようなツルツルした柱でも簡単に登ってしまいます。

また、ハクビシンは樹上生活者とも呼ばれ、バランス感覚は非常に優れていて、木登りが得意です。

このようなことから、電柱に登り、電線の上をしっぽでバランスをとりながら、電線を使って、邪魔されることなく、容易に都市部へ入っていくことができるのです。

増えた空き家

ハクビシンは1箇所に留まるのではなく、複数の住処があります。

近年、都会では空き家が増加し、ハクビシンは人と遭遇するリスクが低い空き家を、好んで休息や繁殖に活用している可能性があることが分かっています。

天敵がいない

ハクビシンの天敵は、アライグマのような猛禽類です。

アライグマは都会で増加してきているとはいえ、元々いた山林や里山ほどは多くありません。

天敵となるものが少ないという都会環境で、ハクビシンは非常に適応できて、どんどん数を増やしていると考えられています。

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住宅での被害

住宅の屋根裏、床下、物置の中などがハクビシンの巣作りの場所となっています。

屋根裏の糞尿被害、騒音

屋根裏の断熱材が食い破られ、ベッドにするだけでなく、そこをトイレにしてしまいます。

糞尿の臭いは強烈なため、悪臭で動物の存在に気づくケースもあります。また、天井にシミができたりする場合もあります。

騒がしい足音がしたり、ニャーニャー、ギャーギャーという鳴き声がしたりする場合もあります。

健康被害

ハクビシンは野生動物のため、ノミ、ダニを保有しており、屋根裏にハクビシンの侵入を許すことは、ノミ、ダニの侵入と繁殖を許すことになります。

どうやって住宅に侵入する?

ハクビシンは家の通気口や屋根の隙間から内部に侵入します。

ハクビシンは木登りが得意で、垂直の壁でも登ることができます。

関節が非常にやわらかく、頭部が入るわずか6cm四方くらいの穴があれば、頭を入れて、難なく通り抜けることができます。

対策

ハクビシンに侵入されないためには、まず、通気口、屋根での隙間がないかチェックし、隙間が見つかった場合には、隙間をふさぐ必要があります。

すでに被害を受けている場合は?

ハクビシンは日本へ入ってきた時期が明確になっていないので、在来種として保護されることがなく、また、外来種として駆除されることもできない動物です。

ハクビシンは、その存在が確認されるだけでなく、農作物が荒らされたり、民家に巣を作ったりといった実害がないと、有害鳥獣として認められないので、鳥獣保護法により、駆除もできません。

また、駆除する場合には、それぞれの自治体の許可を受けなければなりません。

被害の原因となっている動物が、ハクビシンかどうかを特定するのが、個人では難しいので、動物の特定も含めて、害獣の駆除業者に依頼するのが一番よいようです。

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