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2016年「今年の一皿」に選ばれたパクチーの栄養、効能とは?

2016/12/05

出典:Wikipedia

パクチーは独特の強いニオイのため、好きな人と嫌いな人とがはっきりと分かれる野菜ですが、世界では150以上の国で食べたり、利用されたりしています。

日本では、このところ急にブームとなり、家庭向けのパクチー関連商品も増えているようで、2016年度の「今年の一皿」にパクチー料理が選ばれました。

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今年の一皿は、その年に話題になって、世相を最も反映した食べ物や飲み物を選ぶもので、ぐるなび総研がアンケート調査などをもとに決めています。

パクチーとは?

パクチーはタイ語で、英語ではコリアンダー、中国語で香菜(シャンツァイ)といい、和名はその強い香りが似ていることからカメムシソウというありがたくない名前がついているようです。

原産地は地中海東部で、セリ科の一年生草で、高さは約60~120cmで、光沢のある緑色の葉は成長するにつれて、裂けて羽のようになります。また、初夏には淡い紅色や白色の花が咲きます。

葉や茎はハーブ葉菜に、果実(種)はスパイスにされ、最近は生食する葉を指してパクチーと呼ばれることが多いようです。

パクチーのカロリー、栄養成分は?

出典:SB食品HP

パクチーのカロリーは100g当たり約29kcalとそう高くありません。

パクチーには皮膚や粘膜を健康に保つビタミンA(レチノール当量)、疲労物質である乳酸を分解し疲労を回復するビタミンB1、抗酸化作用も期待されるβカロテン、コラーゲン生成や鉄分の吸収率を上げてくれるビタミンC、老化防止ビタミンとも言われているビタミンEやミネラルが豊富に含まれている食材です。

パクチーの効能

古代ギリシャやローマではパクチーは最もよく用いられていた薬草の一つでした。
パクチーにはどのような効能があるのでしょうか?

食欲増進

香りによる食欲の増進効果、整腸作用、消化促進効果など消化器系の働きを整えるのに効果があります。

口臭予防

胃の中の異常発酵による口臭を防止するといわれており、口臭予防の薬としても利用されています。

精神安定

精神的な疲労感を取り去り、気分を前向きにさせる効果があるとされていて、アロマセラピーに用いられています。

デトックス

吹き出物などの老廃物を早く排出させる解毒、美肌作用があり、体内に蓄積されている鉛、水銀、アルミニウムなどの重金属を体外に排出する働きがあります。

抗酸化作用

βカロテンが豊富に含まれていて、大豆の約10倍もの抗酸化作用があり、アンチエイジングとしての効果が期待できます。

風邪の初期に効果

気のめぐりをよくして体を温める働きが強く、風邪のひきはじめの微熱や咳、冷えによる胃腸の不調に用いられます。

コレステロール、中性脂肪の低下

ラットを用いた試験では、コレステロールや中性脂肪の低下が確認されています。

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パクチーの歴史

2000年以上前にはすでにパクチーは利用されていたようで、紀元前16世紀の「エーベルス・パピルス」という医術書や聖書にもパクチーの記載があります。

ギリシャ時代に医学の父といわれたヒポクラテスが、パクチーに健胃作用や催眠作用があるとして使用したことから、ヨーロッパ中に広まったといわれています。

日本へは10世紀前後に中国を介して伝わったようです。

その強い香りのため、なかなか日本には定着せず、江戸初期の料理本「料理塩梅集」にコエンドロ(ポルトガル語)の名で記載があります。

明治中期頃からカレーのスパイスとしてパクチーの種が使用されるようになりました。

1980年代になるとエスニック料理がブームとなり、パクチーが使われるようになりましたが、その当時は大部分が乾燥パクチーで輸入品でした。

1990年代初めには生パクチーを作る農家が全国各地で誕生し、1992年にエスビー食品がフレッシュハーブ香菜(パクチー)を発売しました。

2007年には全ての料理にパクチーを使ったパクチー専門料理店が東京にオープンしました。

パクチーはハーブ、香草、スパイスなど料理の脇役でしたが、2015年はパクチー専門レストランが続々とオープンし、もの珍しさも手伝って気軽な思いで食べ、その風味にハマる人が増えています。

パクチーの愛好家はパクチストと呼ばれているようです。

最近ではエスニック料理だけでなく、洋食や和食にもパクチーを取り入れる動きが出てきました。

スーパー、コンビニなどでパクチーを使用した調味料が続々と発売されています。

これからももっと人気は高まりそうですね。

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