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メダカは絶滅危惧種に指定でも今静かなブームに!

2017/04/03

20160525メダカ

メダカは昔、田んぼや用水路などでよく見かけたものですが、最近はあまり見かけることもなくなり、現在は絶滅危惧種に指定されています。

 しかし、このところ、観賞用にメダカを飼う人が増え、静かなブームになっているようです。

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メダカの種類

野生のメダカは大きく分けてキタノメダカ、ミナミメダカ、チュウゴクメダカ、カンコクメダカの4種類あります。

このうち日本で生息しているのは青森県から京都府北部の日本海側に分布するキタノメダカとそれ以外に分布するミナミメダカです。

さらに、遺伝子レベルの違いにより、キタノメダカは3グループ、ミナミメダカは12グループに分類されます。

キタノメダカとミナミメダカの違いは、オスの背びれの切れ込みがキタノメダカでは浅いのに対してミナミメダカは深く、また、キタノメダカには体の後半部に濃い網目模様があるのに対して、ミナミメダカではないことです。

メダカは絶滅危惧種Ⅱ類に指定

生活排水や農薬の使用などによって環境が悪化し、宅地造成、水路の整備などにより、流れの緩やかな小川が少なくなり、メダカの生息数が減少し、2003年5月に環境省によりメダカは絶滅危惧種II類に指定されました。

絶滅危惧種は生息している野生生物の中で個体数が減少し、将来絶滅の恐れが極めて高いもので、環境省ではレッドリストを公表していて、これによりどの地域に棲んでいるどのような生物が絶滅危惧種かを知ることができます。 

 絶滅危惧種にはⅠ類とⅡ類に分かれていて、Ⅰ類は絶滅の危機に瀕している種で、Ⅱ類は絶滅の危険が増大している種で、Ⅰ類へ移行するおそれのある種です。
Ⅰ類の方がより絶滅の危険は高いということです。

 テレビ、新聞などでは全てのメダカが絶滅危惧種に指定されたかのような報道がされていますが、実際には特定の地域に生息している野生メダカが絶滅危惧種に指定されています。

キタノメダカとミナミメダカの絶滅危惧種に指定されている地域は以下のリンクで確認できます。

キタノメダカのレッドデータ
ミナミメダカレッドデータ

現在日本各地でメダカの保護活動が行われています。

絶滅危惧種の指定は捕獲などの法的規制を伴うものではなく、一般社会へ警鐘を鳴らすものです。

絶滅危惧I類及びII類のうち、人の手が加わって生息、生育状況に支障をきたす種は希少野生動植物種に指定され、捕獲や採取は法律で禁止されています。

 現在メダカはまだ希少野生動植物種には指定されていません。

 メダカが静かなブームに

メダカの名称が文献に載り始めたのは江戸時代中頃で、この頃からメダカを観賞用として飼育が始まったといわれています

 江戸時代の後期には金魚の飼育が一般庶民の間で流行するようになり、メダカは金魚よりも小さく商品価値がそれほど高くはなかったため人気は落ちていきました。

しかし、2003年5月に絶滅危惧種に指定されたことがきっかけで、メダカに対する一般の人々の関心が高まり、メダカを飼育する人が増えてきました。

メダカは金魚や熱帯魚のように酸素を送るポンプなどの特別な設備も必要とせず、飼うのが容易であり、そして新種のメダカも登場し、現在静かなブームとなっているのです。

全国的なデータはありませんが、埼玉県水産流通センターのように、メダカの取扱量が金魚を上回っているところもあります。

現在販売されているメダカは主に観賞用に品種改良されたメダカで、300種類以上の品種があるようです。

品種改良は突然変異的に生まれたものを選んで掛け合わせることにより行われています。

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観賞用メダカの種類と価格

観賞用に販売されているメダカの価格は様々で、価格の違いは希少性で大きく変わります。

普通品種のメダカ

ヒメダカ、シロメダカ、アオメダカ、クロメダカのような普通品種のメダカは1匹当たり50~200円程度で販売されています。

メダカの体色は、黒色、黄色、白色、虹色の4種類の色素胞の有無または反応性の違いによって決まります。

ヒメダカ

ヒメダカ
野生メダカから黒色色素胞をひいたもので、黄色が目立つため体色がオレンジ色をしています。観賞用メダカとして最も多く飼われているものです。

シロメダカ

シロメダカ
黒色素胞がなく黄色素胞が発達していないため、体は白く見えます。

アオメダカ

青メダカ
野生メダカから黄色色素胞を引いたもので、黒色素や虹色色素の影響で青く見えます。

クロメダカ

クロメダカ
野生メダカのことです。

高級メダカ

高級メダカとよばれるものは1匹当たり500~3000円程度で販売されていますが、中には1匹100万円以上で販売されているものもあり驚きです。
価格は希少性によって決まってきますから、現在高くても、時間が経てば安くなるものもあれば、また、販売店によっても価格は変わってきます。

高級メダカと呼ばれているものにはダルマメダカ、ラメ幹之メダカ、3色透明鱗メダカ、琥珀錦透明鱗メダカなどがあります。

ダルマメダカ

ダルマ

ラメ幹之メダカ

ラメ幹之

三色透明鱗メダカ

三色透明鱗

 琥珀錦透明鱗メダカ

琥珀錦透明鱗

メダカの安易な放流はやめましょう

野生のメダカは先にも記載したように絶滅危惧種にしてされています。

 野生メダカは豊富な遺伝的多様性を持っていて、将来起こりうる環境の変化に対して適応、進化するための可能性を秘めています。

 飼っているような品種改良されたメダカを川などに放流すると、野生メダカと交配することで、野生メダカの遺伝的多様性が失われてしまい、将来絶滅するかもしれません。

何らかの事情で観賞用のヒメダカを川に放流するようなことはやめましょう。

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画像出典
http://www.shopping-charm.jp

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