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レンコンに穴があるのはなぜ?|レンコンとハスの関係は?

レンコンといえば、その特徴は独特の形状をしている、いくつかの穴があいていることです。

レンコン以外に、このように穴があいている野菜はありません。

本記事では、レンコンに穴があいている理由や、レンコンとハスとの関係について記載しています。

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レンコンとハスの関係

ハス(蓮)はスイレン科の植物でインドなどが原産地です。

ハスという植物は蓮田(はすだ)という泥沼で栽培されています。

蓮田は一面がハスの花と葉で覆われていて、その下の泥の中から掘り出されるのがレンコンです。

出典:http://oikawaroom.blog46.fc2.com

レンコンは漢字で蓮根と書くので、ハスの根と思っているかもしれませんが、実はハスの地下茎が肥大したものです。

レンコンに穴があいている理由

植物の茎には、通常、道管と師管の2種類の通路が通っています。

道管は根から吸収した水分や肥料を運ぶための通路で、師管は葉で光合成によって作られた栄養分を運ぶための通路です。これら道管と師管を合わせた組織を維管束といいます。

レンコンを輪切りにすると、大きな穴が幾つかあいていて、断面から細い糸のようなものが出ていますが、これはレンコンの道管です。

植物は動物と同じように呼吸をしていて、レンコンの穴は葉で取り込まれた酸素を茎や根に送るための通気孔です。

レンコンの通気孔はなぜ大きい?

レンコンの通気孔が大きいのは、ハスが泥沼で生息している水生植物だからです。

普通の植物では、地下茎や根は土の中にあり、土の中から酸素を取り込むことができますが、レンコンがある泥の中では土中より酸素の量が不足しているため、酸素を葉から運ぶ必要があるのです。

このため、レンコンの通気孔は大きく発達しているのです。

レンコン以外に通気孔が発達している植物にスギナがあります。

スギナは泥沼の中で育つわけではありませんが、地下深くまで地下茎を伸ばしていて、酸素が不足しがちになるので、スギナの地下茎にはレンコンのように大きな通気孔がたくさんあいているのです。

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レンコンの穴の数は?

レンコンの穴の数は固体によるばらつきはありますが、中央に1個、その周囲に9個、合計で10個程度あります。

9個の穴のうち、2個は小さく隣り合っていて、レンコンは泥の中ではこの2個の小さな穴の方を上にして横になっているといわれています。

出典:http://www.kirishima.co.jp

ハスの葉

ハスの葉の表側の中央付近には、へそのような部分があり、そこには小さな穴があいています。その穴は、葉柄と呼ばれる葉を支える長い柄に通じていて、他方の端はレンコンとつながっています。葉柄の内部は、空洞があいていて、レンコンの穴につながっています。

酸素は葉から葉柄を通して、地下茎であるレンコンにまで届けられ、レンコンは呼吸をすることができるのです。

出典:http://www.soka.ed.jp

象鼻盃(ぞうびはい)~ハス酒

ハスの葉柄を途中で切り、葉にお酒などの飲み物を注いで、葉柄の切り口から口で吸うと、葉に注がれたお酒などの飲物を飲むことができます。

へそのような部分にある小さな穴から、葉柄の中の細い通路を通り、口に届くのです。
その途中で、お酒にハスの葉の味や香りが混ざるので、ハス酒といわれます。

ハス酒が飲めるということは、ハスの葉から泥沼の中にあるレンコンまで、葉柄の中に空気が通る通路があることの証明になっているのです。

ハス酒を飲んでいる様子を横から見ると、象の鼻のような長い柄を通して、葉の表面に注がれたお酒が飲まれます。

長い柄をつけたハスの葉は、盃に見立てられ、象鼻盃とよばれています。

大阪府の万博公園、京都府の三室戸寺、滋賀県の草津市立水生植物公園などのハスのある庭園などでは季節行事として象鼻盃を催しているところがあるようです。

出典:http://fushigi.fujitvkidsclub.jp

ハスの葉は汚れない

葉の中央の穴にゴミなどが詰まっていては、空気が葉柄を通して水面下に送られません。レンコンが泥水の中で生きていくためには、葉の表面はきれいでなければならないのです。

また、葉の汚れは葉で行われている光合成の障害になるので、葉はきれいでなければなりません。

ハスの葉の表面は撥水性(水をはじく性質)があり、水がついても決して濡れることがありません。

葉の表面についた水は表面張力によって丸まって水滴となり、泥や小さな虫や、その他のごみなどを絡め取りながら転がり落ちる自浄作用があります。この現象がロータス効果(ハスの葉効果)として知られています。

このようにハスにはロータス効果(ハスの葉効果)と呼ばれる仕組みが備わっていて、葉の表面が汚れないようになっているのです。

まとめ

レンコンはハスの地下茎が肥大化したものです。

レンコンとハスの葉は葉柄という長い柄でつながっています。

植物は動物と同じように呼吸をして生きています。

レンコンは泥沼の中にあり、土中より酸素が少ない状況にあるため、葉から葉柄を通じて酸素を供給しています。

葉柄の内部は酸素が通る通路があり、この通路はレンコンの穴とつながっています。
レンコンの穴は酸素が通る通気孔なのです。

葉の汚れにより、葉からレンコンへの酸素の供給が妨げられないように、ハスの葉には、汚れないような仕組みが備わっています。

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