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体温計の正しい測り方を知っていますか?

体温は、血圧とともに健康状態を知るのに非常に重要な指標です。

しかし、体温は体温計で簡単に測ることができますが、意外に正しく測定できていないことが多いようです。

体温は時刻、測定部位によっても違ってくるため、平熱より高い、低いかの正しい判断ができないのです。以下に正しい体温の測り方をご紹介します。

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体温を測定する仕組み

体温は体内で発生する熱と外界に放出される熱のバランスで決まります。

手足や皮膚のような外界に近いところの体内は低く、周囲の室温の影響を大きく受けます。

一方、体の中心部に近い体幹部ほど温度は高くなっていて、安定しています。

体温はこの安定した温度を測定するのがベストですが、普通の状態では外部からは体の中心部の温度を測定することができません。

そこで、簡単に検温できる場所として、ワキ、口、耳など体の表面に近い場所が選ばれています。最も多いのがワキの温度です。

ワキの温度は体の表面の温度ですが、ワキをしっかり閉めることにより、外部への熱の放出を少なくし、体の内部からの熱が熱伝導でワキに伝わってワキの温度が上昇し、大体10分くらい経過すると、内部から伝わる熱と外部へ放出する熱のバランスが取れて、ワキの温度の上昇が止まります。これが平衡温です。この平衡温を体温計で測定するのです。

体温の測定でかかる時間は、体の内部からの熱が各測定部位に熱伝導で伝わり、温まるのに必要な時間であり、体温計が温まる時間ではありません。

体温は測定部位により異なる

体温は各測定部位により異なります。これは測定部位によって熱の産生や放熱量の程度が異なるためです。

このため、それぞれの部位の平熱を知る必要があります。

通常、ヒトの平熱は36.5℃とよくいわれますが、これはワキで測定した時の体温です。口や耳で測定した時の体温はワキの体温より高くなります。

一般に体温の高低は以下のように後ろほど高くなります。

         ワキ<口<耳

実測式と予測式の違い

体温計には実測式と予測式があります。

実測式

水銀体温計や電子体温計の一部の機種がこの方式です。これ以上上がらない温度(平衡温)になるまで測る必要があり、ワキでは10分以上、口の中では約5分の時間がかかります。

予測式

多くの人の体温上昇データを統計的処理し、演算式にして、ワキであれば10分後の平衡温がどのくらいになるのかを、短時間で表示する方式です。

予測式の多くはワキ下専用です。ワキ下用の体温計では、口の中での体温測定はできません。口の中の温度上昇データが入っていないからです。

予測式では電子音が鳴った後もそのまま測定し続けると実測測定に切替わるようになっているものが多いようです。

予測式で測定した後、すぐに再度測定を開始すると、2回目の測定が正しく表示されないことがあります。少し時間が経過してから測定するようにしましょう。

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ワキでの正しい体温の測り方

測定方法

体温の測定は通常心臓に近い左ワキの温度を測定します。
ワキの温度は中心部分が一番高く、その周辺ほど低くなっています。

体温計はこのくぼんでいるワキの中央部に体温計の先端部分を斜め下から上に向けて押し上げるようにはさみます。

その後、ワキをしっかり閉じて、わき腹に密着させます。体温計をはさんだ方のヒジをもう一方の手で軽く押さえると、ワキが閉まりやすくなり、正確な測定ができます。

体温計の温度が平衡温に達するまでには、水銀体温計や実測式の電子体温計は10分以上かかります。予測式体温計の場合は電子音が鳴るまでじっとしています。

測る前の注意

飲食、入浴、運動後は体温が上昇しているので検温に適していません。

測る前には、必ずワキの汗をしっかり拭きとります。汗で濡れていると熱の伝わり方が変わってくるので、正しく測定できない場合があるためです。

人間の体温は時刻により変化するので、測定する時は測定時刻も記録しておくようにしましょう。

平熱の測定

人間の体温は時刻により変化し、午前4~6時頃が最低になり、午後4~6時頃が最高になり、1日で約1℃変化します。

出典:http://www.rakura.net

常日頃の平熱を確認しておきましょう。測定部位(通常は左ワキ)も決めておきます。
起床時、午前、午後、夜の計4回体温を測り、時間帯ごとの平熱としておぼえておきます。

複数個の体温計を使っている場合、体温計による測定誤差があるので、使用する体温計を1つに決めておいた方がいいです。

耳式体温計

赤ん坊など、通常の体温計では測定しにくい場合に耳式体温計を使用します。

耳式体温計は、耳の中から出ている赤外線をセンサーが瞬時に検出することで、耳内温を数秒で測ります。耳内温は耳の中の鼓膜やその周辺の温度のことをいいます。

耳に体温計を挿入する向きや深さ、耳アカなどがたまっていること等が原因で測定値にばらつきが生じやすく、測定精度はあまりよくないので注意が必要です。

まとめ

体温は正しい方法で測定します。

体温は1日の中でも約1℃変動します。

そのためには、普段の起床時、午前、午後、夜間の平熱を把握しておきます。

測定部位を決めておき、体温計を複数持っている場合は常に同じものを使用するようにしましょう。

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