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お薬手帳はアプリでより便利に~電子版お薬手帳、しかし課題も…

2016/03/11

20150813電子お薬手帳

全国展開する薬局チェーンがスマホ、パソコンで使用できる電子版お薬手帳の独自アプリを開発し、サービス展開しています。

スマホの普及に伴い、お薬手帳アプリの使用によるお薬手帳の普及が今後期待できます

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お薬手帳とは

お薬手帳は自分が服用している薬の名前、量、日数、使用法などを記録する手帳です。
また、副作用歴、アレルギーの有無、既往歴についても記入できます。

医療機関、薬局へ行く時は必ず持参しましょう。
 

お薬手帳使用のメリット

複数の医療機関で受診している場合の薬の重複をチェックしたり、副作用や飲み合わせのリスクを減らせます。

また、旅行や災害、体調が急に悪くなった時に服用している薬の情報を正確に伝えることができます。

薬局で支払う料金は、薬剤師の技術料と医薬品自体の価格(薬価)の合計です。
2016年4月からは、法律改正により、お薬手帳を持参した場合は、持参しない場合に比べて、薬剤師の技術料がごく僅かですが下がる場合があります。

お薬手帳ができたきっかけ

お薬手帳は1993年と1995年の2つの大きな事件がきっかけでできました。

ソリブジン薬害事件

1993年に帯状疱疹用の薬ソリブジンと抗がん剤との併用により死亡例を含む重篤な副作用があることが判明しました。

阪神淡路大震災

1995年に起きた阪神・淡路大震災の被災者の中で薬を服用していた患者さんの服用履歴が分からなくなり、薬の服用が一時停止せざるを得ない状況に陥りました。

お薬手帳の実情

紙のお薬手帳の場合、薬局に持参するのを忘れたり、紛失したりする利用者が多く、お薬手帳はそれほど有効活用されていないのが実情です。

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電子版お薬手帳も登場

最近は全国展開する薬局チェーンがスマートフォンやパソコンで使用できるお薬手帳の独自の専用アプリを開発し、サービス展開しています。

利用者は、薬局で発行される明細書などにあるQRコードを読み取ることで、薬の種類や効能など薬の情報を自動的に記録できます。

薬の飲み忘れを防ぐため、アラーム機能をつけているものやジェネリック医薬品の有無による差額計算するようなアプリもあります。

パナソニックヘルスケアの場合

2014年リリースされたパナソニックヘルスケアの「ヘルスケア手帳」はスマホのカメラで処方せんを撮影し、それを利用薬局へ送信した後、薬局側では調剤を開始します。

用意が完了すると、患者は呼び出し通知をスマホで受け、当日でも後日でも自分の好きなタイミングで薬局に出向いて薬を受け取ることができ、待ち時間を減らすことができます。

この場合薬局は病院のそばにある必要はなく、病院が自宅から離れた所にあっても、待ち時間なしで家の近くの薬局で薬を受け取ることができ、利用薬局の選択肢が広がります。

2014年厚労省通知で、処方せんの画像のメール送信が可能となったため、このような機能が可能となりました。

以下に電子版お薬手帳の主なものを示します。

出典 YOMIURI ONLINE

お薬手帳の電子化は薬局にもメリット

患者の待ち時間が減少する結果、薬局の待合室での混雑が緩和されるため、顧客満足度が高まり、またインフルエンザなどのウイルス感染の危険性を少なくできます。

電子お薬手帳の課題

現在電子お薬手帳は系列の薬局ごとにそれぞれ仕様が異なっているため、薬局により使用できないものがあります。

このため服用薬歴をまとめて管理できないとの課題が指摘されています。

厚労省は使用者の利便性向上と電子化の普及を図るためにQRコードの標準フォーマットを構築し、異なるお薬手帳アプリでも読み取り可能なよう互換性を持たせることを目指しています。標準化のメドがつき次第、関係団体に働きかけています。

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