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健康

免疫力がチェックシートで分かる!

2017/04/24



寒くなると風邪をひきやすくなりますが、だれもが風邪をひくわけではありません。

年に何度もひく人もいれば、ほとんどひかない人もいます。

風邪をひきやすい人とひきにくい人の間には免疫力に差があるのです。

しかし、免疫力とはいったい何なのでしょうか?

東京理科大学の安部良教授(免疫学)によると

免疫力はリンパ球などの免疫細胞や体力、気力などを合わせた、人が病原体に対抗するための総合力のことです。

免疫力という言葉は日常的によく使われますが、学術的用語ではなく、数値で表すことはできませんが、その人の体調や生活習慣をみることで、おおよその免疫力が分かるそうです。

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下記のチェックシートは免疫力をチェックするために、安部教授が作成されたものです。

53個の質問に「はい」、「いいえ」で回答し、100点から「はい」と回答した項目の数を引いたものが、免疫力の高さになります。

質問の内容は体調、食習慣、睡眠、生活習慣、運動、ストレスの6つに分かれます。

80点以上が免疫力の合格ラインです。61点~79点は黄信号、60点以下は赤信号です。

免疫力が分かるチェックシート

体調

01)50歳以上である。
02)平熱が36度に達しない。
03)冷え性である。
04)風邪をひきやすく、一度ひくと なかなか治らない。
05)口内炎やニキビができやすく、肌も荒れやすい。
06)傷口が化膿しやすく、治りにくい。
07)大便やおならの匂いが、悪臭になってきた。
08)便秘や下痢がしやすい。
09)肩がこりやすい。
10)咳がよく出る。
11)頭痛をよく感じる。
12)近頃、花粉症やアトピーの症状が、ひどくなった。
13)よく喉が腫れたり痛くなる。
14)結膜炎になりやすい。
15)いつも疲れていて何となくだるい。

食習慣

16)肉を食べるのをやめた。(ダイエット目的で肉を食べなくなった)
17)外食が多く、食事時間が不規則になりがち。
18)一人で食事を食べることが多い。
19)朝食をとらないことが多い。
20)早食いでよく噛まずに食べている。
21)空腹時、食べたい料理が思い浮かばない。
22)1週間で同じ食事メニューが 5回以上ある。
23)食べ物の好き嫌いが多い。
24)甘いものやスナック菓子をよく食べる。
25)いつも、お腹いっぱいになるまで食べる。
26)食品添加物が沢山入っているもの(カップ麺など)を連日食べる。

睡眠

27)睡眠時間が極めて不規則。
28)午前中から眠い。
29)寝付きがわるい。もしくは、寝てもすぐ目が覚める。
30)目覚めがわるい。
31)夢を見ることが多い。
32)いびきをかく。

生活習慣

33)タバコを吸う。
34)ほぼ毎日飲酒している。
35)入浴は、シャワーだけですませることが多い。
36)寝る前に、パソコンやスマホを見てしまう。
37)最近あまり笑っていない。
38)エアコンをつけた環境にいることが多い。

運動

39)運動不足を実感している。
40)電車で立っているのが苦になる。
41)競技会に出るほど激しい運動をしている。
42)よくダイエットをして体重が上下する。
43)日中はデスクワークや家事が中心。
44)自転車通勤など、日常歩かないことが多い。

ストレス

45)手のひらや、脇の下に汗をかくことが多い。
46)最近ひどくショックを受けたことがある。
47)自分は社会・他人の役に立っていないと思う。
48)朝起きた時に「今日何をやろう」と思い浮かばない。
49)人と付き合うのがおっくうになってきた。
50)ちょっとしたことでも腹が立ったり、イライラすることが多い。
51)何でも相談できる知人や友人がいない。
52)熱中できる趣味や楽しみがない。
53)身の回りに苦手と感じる人がいる。

チェックシートの結果はいかがでしたか?

80点以上は合格です。

次に、免疫力を高めるためのヒントとして、ヒトの免疫システムの仕組みと免疫力を高める方法をご紹介します。

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免疫システムの仕組み

免疫とは、自分自身と異物を区別して、異物を排除する働きです。

ヒトの免疫は生まれつきもっている免疫機能である自然免疫と、体内に侵入してきた異物を見極めて、狙い撃ちで攻撃する免疫機能である獲得免疫の2種類があります。

自然免疫

自然免疫は、生まれながらに体に備わっている免疫で、異物の侵入を防ぐ最初の防衛線です。
体内に入ってきた異物は無条件に排除されます。多くの異物がここで排除されます。

自然免疫では、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)、好中球、樹状細胞、マクロファージなどの免疫細胞が働きます。これらの免疫細胞は異物を見つけると、自身の細胞内に取り込んで、攻撃します。

獲得免疫

獲得免疫は予防接種や、その病気にかかることで備わります。

特定の異物に対して強い攻撃力をもつ抗体をつくったり、ウイルスに感染した細胞を攻撃して破壊する細胞を作ったりして、効果的に異物を排除します。

一度敵の侵入を受けると、排除する効果が強くなるため、獲得免疫と呼ばれています。
獲得免疫ではキラーT細胞、B細胞などの免疫細胞が働きます。

免疫力の高め方

免疫力は10代後半から20代前半がピークとなり、その後は、加齢により徐々に低下していきます。その後の免疫力の低下は生活習慣に気をつけるか、つけないかで大きく違ってきます。

同じ食品の繰り返し摂取することは避ける

免疫力を高めるのに重要なのは栄養素のバランスです。体によいといわれている食品であっても、同じ食品ばかり繰り返し食べることは、バランスのくずれにつながります。

呼吸は口呼吸ではなく、鼻呼吸をする

呼吸は口呼吸より、鼻呼吸の方が免疫力を高めます。

鼻呼吸により、鼻毛や粘膜などをそなえた空間を通して息を吸うことで, ウイルスなどが体内へ侵入する可能性を低くすることができます。

また、いびきは口呼吸になるので、ウイルスなどが直接体内に入ってしまうのでよくありません。

定期的に適度な運動をする

適度な強度の運動を定期的に行うことにより、体内のNK細胞が活性化することが実験により確認されています。
また、運動で体力をつけることや血液の循環をよくすることは免疫力の向上につながります。

生活習慣を見直す

免疫力は ストレス、喫煙、飲酒、睡眠不足などの生活習慣により大きな悪影響を及ぼしています。

ストレス

ストレスは、人体のさまざまな機能に影響を及ぼし、免疫系にも悪い影響を及ぼします。

強いストレスを受けると自律神経が乱れます。自律神経は、免疫の主体であるリンパ球を支配していています。

自律神経は、興奮をもたらす交感神経と、リラックスさせる副交感神経のバランスで成り立っていて、ストレスを受けると交感神経が優位になり、リンパ球のバランスが崩れて免疫力が低下します。

また、ストレスを受けると、体内ではストレスホルモンが大量に生産されます。

そのストレスホルモンの一つであるコルチゾールには免疫機能を抑制する作用があります。そのため、ずっとストレスを感じ続けていると、慢性的にコルチゾールが分泌されて、免疫力の低下につながってしまうのです。

ストレス解消のために、趣味の時間を持ったり、マインドフルネスなどをやるのもいいかもしれません。

喫煙

タバコに含まれる多くの有害な化学物質は、NK細胞やT細胞などの免疫細胞の活性度を下げることが確認されています。また、マクロファージや好中球などの異物を取りこんで排除する免疫細胞が肺に過剰に集まることも知られていて、肺の活動に悪影響を及ぼします。

飲酒

アルコールは血管を拡張する作用があり、血行が良くなって免疫力の主役である白血球やリンパ球が働きやすくなり、ストレスも解消され、適量ならよいとされています。

しかし、飲酒によって、毒性をもったアセトアルデヒドなどの分解物が体内にたまると、肝臓や消化器の機能や栄養素の吸収、分解の機能が低下して、免疫力が低下することになります。
このため、飲み過ぎには注意しましょう。

睡眠不足

睡眠は、副交感神経の機能を高め、免疫細胞の活性度を上げます。

睡眠が不足すると、免疫細胞が活性化されないことになります。

また、睡眠は質が必要です。免疫細胞の活性化には、深い眠り(ノンレム睡眠)が必要です。睡眠時間が長くても眠りが浅いと免疫細胞を活性化する効果は薄くなります。

ダイエット

よくダイエットする人は免疫力が低下します。免疫細胞はタンパク質から作られています。
ダイエットでタンパク質を摂らないと免疫細胞の働きに影響が出て免疫力が低下してしまいます。

まとめ

免疫力を低下させる最大の要因は加齢ですが、生活習慣に気をつけるかつけないかで
その後の免疫力の低下は大きく違ってきます。

免疫力を高めるのに、何か特別の方法があるわけではありません。健康によいといわれていることをやるだけです。

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出典
健康カプセル!ゲンキの時間

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