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マダニに咬まれて感染するSFTS、ダニ媒介性脳炎とは?

2016/08/27

20150510マダニ
マダニに咬まれて、これを介して重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ダニ媒介性脳炎に感染して死亡する犠牲者が相次いでいます。
 
 
 
 

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これまでの経緯

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

2013年には、西日本を中心に40人が感染し、13人が死亡しました。
2016年7月27日までに合計203人が感染し、48人が死亡しています。

ダニ媒介性脳炎

1993年国内では初めて北海道内で感染者が一人確認されました。

2016年7月中旬、北海道の草やぶで40才代の男性がマダニに咬まれ、発熱、痙攣などの症状を訴え、ダニ媒介性脳炎と診断され入院し8月13日に死亡しました。

ダニ媒介性脳炎は2例目ですが、死亡は初めてです。

マダニとは 

マダニは哺乳類に咬みつき、頭部を皮下まで侵入させ、毛細血管を切り裂いて直接血を吸うのが特徴です。

体長約4mmですが、血を吸うと10mm程度に大きくなるため、肉眼でも確認できます。

時期的には5月~9月の間に発生することが多いですが、季節に関わらず1年を通して活動します。

家庭内に生息するコナダニやヒョウヒダニなどとは全く種類が異なるものです。

咬む際に痛みを感じにくくする成分を注入するため、咬まれたことに気づかないケースもあり、長い時は1週間以上吸い続けることもあるようです。

すべてのマダニがウイルスを持っているわけではないので、マダニに咬まれたからといって、必ず発病するわけではありません。

SFTS、ダニ媒介性脳炎以外に日本紅斑熱、ライム病などの他の感染症を媒介することもあるので、まずは咬まれないように注意する必要があります。

マダニの生息場所

野生動物のいる場所や民家の裏山、裏庭、畑、草むら、沢、河川敷、市街地の公園など身近な場所に生息しています。

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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

SFTSは2011年に世界で初めて明らかになった感染症で、マダニが媒介するフレボウイルスに感染することで発病することが確認されています。

咬まれてウイルスに感染すると、約6日~2週間で発熱や食欲低下、下痢、腹痛、嘔吐を起こし、血液中の血小板が減少するため、皮下出血などの出血症状もみられます。

重症化すると痙攣、昏睡状態に陥り、最悪の場合は死に至ります。死亡率は約30%です。

今のところ、SFTSには特効薬やワクチンはないので、まずはかからないようにすることが重要です。

ダニ媒介性脳炎とは?

日本ではあまり知られていませんが、世界では決してまれな病気ではありません。
毎年、6,000人以上発生しています。

マダニが媒介するフラビウイルスに感染することで発病します。フラビウイルスは日本脳炎と同じ分類のウイルスです。

潜伏期間は通常7~14日で、必ずしも発症するとは限りませんが発症すると、発熱や筋肉痛などインフルエンザのような症状の後、3人に1人の割合で髄膜脳炎を起こします。

人から人への感染はありません。

予防法としては不活化ワクチンの接種がありますが、日本では市販されていません。

マダニに咬まれないための対策

マダニは蚊と違い服の上からは咬みません。

ハイキングやレジャーなどでマダニのいそうな場所を歩く場合には、長袖、長ズボンを着用し、シャツの裾はズボンの中に入れ、ズボンの裾も靴下や長靴の中に入れて、肌を露出しないようにしましょう。

また、履物は、サンダルではなく足を完全に覆う靴にし、帽子や手袋を着用したり、首にタオルを巻いたりするのもおすすめです。

ディートという成分が含まれている虫よけスプレーはマダニに有効です。

帰宅後は、入浴して、マダニに咬まれていないか全身をしっかり確認しましょう。

もしマダニにかまれたら

慌てて手で払うと人体に口の部分の針だけが残ったり、ダニの体液が人の体内に逆流してしまうこともあるので、ダニが付着していることに気付いた場合は、つぶしたり、取らずに医療機関(皮膚科)で処置してもらいましょう。

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