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最近の小学生はHBの鉛筆を使わないの?

2017/08/05

20150605鉛筆

現在成人されている方は、小学生の頃使用していた鉛筆は大部分HBではなかったでしょうか。

しかし、現在の小学生はBや2Bの鉛筆を使うのが一般的なのだそうです。

ここでは、このようになった事情をご紹介します。

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鉛筆の濃さを表す記号「B」や「H」の意味を知っていますか?

現在、鉛筆の濃さはJIS(日本工業規格)では以下の17段階が規定されています。

6B ~ 9H (芯が軟らかく濃い方から順に、6B→5B→4B→3B→2B→B→HB→F→H→2H→3H→4H→5H→6H→7H→8H→9H)

「B」はBlack(黒い)、「H」はHard(硬い)から来ています。

Bの前の数字が大きいほど芯が軟らかくなり、濃い黒となります。

反対にHの前の数字が大きいほど芯は硬く、薄くなります。

「HB」は「B」と「H」の間の濃さで、「B」と「H」の間に需要があることが分かって、後で追加されました。

そして、「HB」と「H」の間に「F」が追加されました。「F」は、Firm(硬質な)から来ています。

JISでは17種類ですが、三菱鉛筆のように10B~10Hの22種類のラインナップを持っているメーカーもあります。

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HBの鉛筆が消えている?

世間からHBの鉛筆が消えてきているようです。

文部科学省では小学生が使用する鉛筆の濃さについて特に指定はしていません。Bか2Bと指定している小学校が多いようです。

その理由は小学生の子供の筆圧が弱くなってきていて、HBの鉛筆で字を書くと、文字が薄くて読めないからだそうです。

筆圧が弱くなっているのは、生活が便利になり過ぎて、日頃から手をはじめとして、体を使わなくても済むようになってしまった結果のようです。

特に、スマホやゲーム機などの普及で、指でこれらのものを操作はするけれど、指に力を入れる経験が圧倒的に少なくなってきたのが、子供の筆圧が弱くなってきた原因だと指摘する専門家もいます。

小学校での鉛筆の指定がBや2BになるとHBの売り上げが落ちるので、鉛筆メーカーの方でもB以上の濃さの鉛筆を多く生産するようになっています。

かつてHBといえば、基準となる鉛筆とされ、鉛筆の全生産量の半数ほどを占めていましたが、現在では全体の2~3割にまで生産量が下がっています。そして、2Bの生産量が現在では一番多くなっているのです。

このような事情があるので、小学校の入学祝いに鉛筆を贈る場合は2Bが喜ばれるようです。

小学校でシャーペンは禁止?

多くの小学校ではシャーペンは禁止のようです。

小学校では、Bや2Bの鉛筆で正しい持ち方や筆圧などを日常的な習慣として身につけることになっていて、シャーペンでは力の加え方が異なり、使用上好ましくないというのがその主な理由です。

これ以外にも、芯を出す時にノック音がうるさいとか、芯が折れて授業に集中できないとか、高価なものもあり盗難や紛失したりするなどいろいろ理由があるようです。

小学生も家ではシャーペンを使うことが多く、中学生になるとシャーペンの使用がほとんどで、鉛筆を使うことはあまりないようです。

シャーペンは削る必要がなく鉛筆より便利ですし、小学校でもシャーペンを使えるようにすれば、それだけ早く筆圧の調整をするのがうまくなるように思うのですが…。

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