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桜はソメイヨシノ以外にどのような品種があるの?

2018/01/28

桜といえばソメイヨシノを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?

日本では、桜全体の約8割はソメイヨシノといわれています。

ここでは、桜にはソメイヨシノ以外にどのような品種があるのかご紹介します。

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大島桜(オオシマザクラ)

出典:https://www.engei.net

関東南部、伊豆、房総に原生分布し、伊豆大島に多いことから、大島桜と名付けられました。

大島桜の特徴は白く大きな花を咲かせ、開花と同時に若葉が伸び出すため、花の色と若葉の緑との調和がよくとれていることです。 

薪炭用として植えられたため、タキギザクラの名もあります。

葉が大きく、塩漬けにするとクマリンという芳香物質が作られるので桜餅などに利用されます。

寒緋桜(カンヒザクラ)

出典:https://mainichibeer.jp

1月~2月に葉が出る前に下垂して半開、淡紅紫色から淡紅色の花を付けます。

他の桜のようにチラホラと散ることはなく、花の柄からボトッと落下します。

寒さに弱いため、本州では東京より南でしか育ちません。

河津桜(カワヅザクラ)

出典: https://www.kawazu-onsen.com

河津桜は寒緋桜と大島桜の雑種といわれます。

1955年に静岡県伊豆半島の河津町を流れる川沿いの枯れた雑草の中で一本の桜の苗木が発見されました。

発見者が家に持ち帰って育てたところ、11年後の1966年から鮮やかなピンク色の花が咲き始めました。

その後、この桜は急速に普及し、1974年には発見された町の名にちなんで河津桜と命名され、1975年河津町の「町の木」に指定されました。

現在は河津川畔を中心に8000本以上が植えられ、東京近辺では最も早く咲くことから、早春の風物詩になっています。

この桜は、2月上旬からツボミを開き始め、ほぼ1ヶ月かけて満開になります。

1つひとつの花の寿命は短いですが、木全体としては、開花している期間が長いのが特徴です。

早咲きであること、花の色が鮮やかなピンク色であること、開花時間が長いことなど、観賞用の桜としての優れた性質を備えているため、人気が急上昇しています。

江戸彼岸(エドヒガン)

出典:http://jahlove.jp

日本で自生する桜の中では最も寿命が長く、樹高は20m以上にもなります。

本州、四国、九州のほか朝鮮半島、中国の中部に分布しています。

花の色は微紅色で、花径は1.5~3cmと小さく、一房につく花の数は2、3輪で、葉が出る前に花が咲きます。

開花はソメイヨシノより早い時期に花が咲き始め、名前の通り春のお彼岸ごろに花を咲かせます。

花が多く咲く特性から多くの品種の母種として使われていて、ソメイヨシノの片親としても知られています。

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山桜(ヤマザクラ)

出典:https://minhana.net

本州の宮城県以西、四国、九州に分布しています。

黄緑色から赤紫色の葉と同時に白色から淡紅色の花をつけます。

花弁は5枚、花径は2~4cm、葉の裏に白味があるのが特徴です。

山に自生する霞桜や大山桜もまとめて「山桜」と呼ぶ場合もあります。

山桜は寿命が長いですが、大木がないのは、戦前、戦後に薪炭用、蒲細工用に伐り出されたためといわれます。

明治になってソメイヨシノが普及するまでは、桜といえば、山桜を指し、古い時代から日本を代表する桜です。

名所としては、奈良県吉野山、これを移植した京都市嵐山などがあります。

豆桜(マメザクラ)

出典:http://sakuraneko.life.coocan.jp

日本の桜の中で樹高は低く、高いものでも10m程度で、花径は1~2cmと最も小さな花をつけるので豆桜と呼ばれています。

関東、静岡県東部などに分布し、富士山や箱根山に多いため、フジザクラ、ハコネザクラともいわれます。

開花時期は3月下旬から5月上旬で、ソメイヨシノより早く、葉の出る前に開花します。

挿し木をしてもよくつくので、桜としては珍しく、鉢植えや盆栽にしても育ちます。

枝垂桜(シダレザクラ)

出典:https://kotobank.jp

ソメイヨシノより1週間程度早い3月下旬~4月にかけて開花します。

花は淡紅色で葉の出る前に花が咲きます、枝は長く、その名前通り、しだれています。
 

奈良八重桜(ナラヤエザクラ)

出典:http://www.kami-chan.net

八重桜は一つの桜の品種ではなく、八重咲きに花を付ける桜の総称であるといわれていますが、実はこの八重桜は奈良八重桜という、桜の特定の品種をさしています。

奈良八重桜の花は小ぶりで、淡いピンク色の花を咲かせます。

開花時期は4月下旬から5月上旬のゴールデンウィークの頃で、山桜の系統であるため、花が咲くのと葉が出るのがほぼ同じ時期です。

1922年の春に植物学者の三好学氏によって、東大寺の知足院の裏山で見つけられました。

1923年にはこの桜は国の天然記念物に指定され、1968年には奈良県の「県の花」とされ、1998年には奈良市の「県の花」にも選定されています 。

 

日本の桜は圧倒的にソメイヨシノが多いですが、それ以外の品種の桜は、ソメイヨシノより早く開花するものが多く、早く花見をしたいという方はソメイヨシノ以外の花見に行かれてはいかがでしょうか。

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