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気圧の変化で頭痛が起こる!その対策とは?~気象病

天気が悪くなると、頭痛、関節痛、めまいがする、体がだるくなるなど、体調不良になることはありませんか?

気圧、気温、湿度などの気象現象は人体に大きな影響を与えていて、様々な症状が出ることが分かっています。これは気象病といわれるものです。気象病の中でも、特に痛みを伴うものは天気痛と呼ばれています。

気象病は医学用語ではなく、定義もはっきりしていませんが、気圧、気温、湿度など、天候の変化から起こる心身の不具合のことで、患者数は推定で1000万人以上いるといわれ、そのうち8割が女性といわれています。

気象病は季節の変わり目や梅雨の時に起こりやすいのです。

ここでは、気圧の変化によって起こる頭痛などの気象病について記しています。

 

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気圧の変化で気象病が起こる仕組み

気温や湿度が気象病と関係があるのは想像がつくと思いますが、気圧の変化は、新幹線のトンネルの出入りや、高層ビルのエレベーターに乗っている時に耳がキーンとする時以外は、はっきり認識しにくいため、気象病との関係をイメージしにくいかもしれません。

気圧は空気の重さで生じる圧力のことです。
気圧の変化は内耳という鼓膜の奥にある渦巻き状の器官で感知しているといわれています。

内耳にはリンパ液がたまっていて、体が傾いたときなどに流れが生じることで、脳が体の傾きを感知してバランスをとるようになっています。

気圧が下がると内耳が膨らんで、リンパ液が揺れます。内耳は体のバランスが崩れたと判断して、その情報を脳へ伝えます。

しかし、視覚からの信号では体のバランスが崩れたという情報が来ていないため、脳は混乱してしまいます。

このことがストレスとなり、自律神経系の交感神経の働きが活発になります。

交感神経が活発になると、アドレナリンという交感神経の興奮を全身の器官に伝えるホルモン物質が血中に放出され、知覚が過敏になり、基本的には痛みを強く感じるようになります。

気圧が下がると、鼻の奥にある副鼻腔や内耳にある鼓室という空洞の気圧が相対的に高まり、外へ向かう力が働き、この力により頭痛が引き起こされたり、関節痛が悪くなったり、古傷が傷みだしたりすると考えられています。

同じ環境にいても、不調を訴えない人もいます。この違いは体調が悪くなる人は耳が敏感だということです。内耳が過敏に働き、少しの気圧の変化でも必要以上に体が反応して、体調不良を起こしてしまうのです。

気象病になりやすい人

以下の7個のチェクリストで5個以上該当するものがある場合には、気象病の可能性があり、要注意です。

・乗り物酔いしやすい
・耳鳴りがしやすい
・事故やスポーツで怪我をしたことがある
・季節の変わり目に体調を崩しやすい
・耳抜きが苦手
・生活が不規則
・日々のストレスが多い

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気象病の対策

耳が敏感な人に有効な気象病を予防するための対策は以下のようなものがあります。

耳のマッサージ

・耳を軽くつまみ、上、下、横5秒ずつ引っ張る
・軽く引っ張りながら、ゆっくり5回回す
・耳を包むように折り曲げ5秒間キープ
・耳全体を手で覆い、後ろに向かって5回回す

以上を朝、昼、晩の一日3回、期間は2週間実施します。
痛みの出ない程度の力で行ってください。

耳当て

飛行機の中は、気圧が下がって天気が崩れた時と同じ状態になります。

飛行機の客室乗務員が不調になった時に行っているのが、耳当てです。

これは違和感のある方の耳を手で覆います。気象病の人は耳の血行が悪いことが多く、耳当てにより血行を良くすることにつながります。

気象病の薬としては、乗り物酔いの薬が効果的です。

乗り物酔いの薬には吐き気を抑える成分以外に、内耳神経の一つである前庭神経路を調節する成分が含まれていて、これにより、気圧の変化に対する体の敏感な反応を抑えることができると考えられています。

気象病予防のその他の対策

気象病には、耳が敏感であること以外に、自律神経が乱れがちな人も気象病になりやすいのです。そのためには、自律神経を整えることが重要で、その対策として以下のようなものがあります。

風呂

40℃以下のぬるめのお湯に15分程度浸かることにより、交感神経の興奮を抑えることができると同時に副交感神経を刺激することができるので、自律神経のバランスを整えることができます。

ツボ押し

手首から指3本分下にある内関(ないかん)というツボを揉むように押します。
自律神経系のバランスを整えるのに効果があります。
ツボは左右の手2箇所ありますが、片方だけでokです。

ウォーキング

普段は心と体のストレスによって交感神経が優位になってしまっていますが、呼吸を意識しながら行えるウォーキングは、深い呼吸をくり返しながら歩くことで、自律神経バランスを整えることができます。

腹式呼吸

腹式呼吸は鼻で息を吸いながらお腹をふくらませ、吐く息でお腹をへこませる呼吸法です。

腹式呼吸を行うと、肺の下にある横隔膜が上下運動します。

横隔膜には自律神経が密集していて、意識的に息を長くゆっくり吐くことにより、自律神経を整えることができます。

最後に

「頭痛ーる」という気象予報士の方が開発した頭痛・気象病対策アプリがあります。

このアプリは、気圧の変化が分かるだけでなく、気圧が大幅に変化する時に注意のメッセージが表示されます。

自分の体調や薬を飲んだタイミングも記録できるので、体調管理に活用してみてはいかがでしょうか。

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