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水銀を使用した製品は2020年以降入手困難に

2016/07/14

20151228体温計水銀を使用した製品は2020年以降製造、輸出、輸入が原則禁止されるのをご存知でしょうか。
これは2013年に採択された水俣条約によるものです。

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水俣条約とは

水銀が環境に放出されることで発生した公害に水俣病があります。

1950年代に九州の熊本県水俣市を中心に化学工場から有明海に放出された有機水銀化合物が、魚介類の体内に蓄積され、これを食べた住民に中枢神経の障害が出て、身体機能が低下するという健康被害が続出しました。

これにより水銀の危険性が広く知られるようになりました。

2013年1月19日に、地球規模の水銀、水銀化合物による汚染や、それによって引き起こされる健康、および環境被害を防ぐため、水銀、水銀を使用した製品の製造と輸出入を規制する「水銀に関する水俣条約」に92ヶ国が署名をおこないました。

この条約の発効によって、2020年以降、水銀を使った機器の製造、輸出、輸入が原則として禁止されることになりました。

水銀を使用した製品

水銀を使用した製品としては水銀血圧計、水銀体温計、水銀灯、蛍光灯、ボタン電池などがあります。

水銀体温計は1985年、水銀血圧計は2011年に日本ではすでに生産を終了しました。

水銀血圧計について、日本高血圧学会は「新規に水銀血圧計の導入を行わないことを推奨します。水銀血圧計は環境負荷がなく、精度の高い血圧測定が可能なため、使用中の水銀血圧計について直ちに廃棄・交換を行う必要はありません」との声明を発表しています。

水銀灯は街灯、体育館などの照明器具に使用されていますが、代替品としてLEDを使用した製品が発売されてきており、置き換えられようとしています。

蛍光ランプは水銀含有量がある一定以上のものは2020年以降禁止されます。

一般家庭向き蛍光灯ランプの水銀含有量は規制値をほぼクリアしているので、今後も生産されるようです。

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しかし、政府はエネルギーを多く消費する蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めていて、生産できなくなる見込みです。

すでにパナソニック、東芝などの大手メーカは蛍光灯照明器具の生産中止を表明しています。

乾電池は以前水銀が含まれていましたが、現在生産されているものは、水銀は含まれていません。

ボタン電池は一部を除き、現在も水銀が使用されています。これはボタン電池に含まれる水銀が微量であること、ボタン電池における無水銀化は技術的に困難であることなどの理由から例外的に使用が認められています。

以上のように水銀を使用した製品は2020年以降は原則入手できなくなりますが、代替品が製品化されてきているため、日常生活に支障が出ることはありません。

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