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健康

溶連菌が流行 その症状は? 大人は劇症化に注意~人食いバクテリア

2016/05/13

急増する溶連菌

インフルエンザが大流行しているというのはニュースでよく見聞きしますが、溶連菌(溶血性連鎖球菌)も流行していて、患者が2015年は過去最多を記録し、全国で警報値を上回る地域が続出しています。

 

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溶連菌とは?

溶連菌は正式名称を溶血性連鎖球菌と言い、血液の中の赤血球を溶かす性質があり、細菌の形状が鎖のように連なった形をしているので連鎖球菌と言います。

5歳から10歳くらいの子供がかかりやすく、患者数は2014年が約30万人だったのが、2015年は約40万人と10万人も増え、過去最多を記録し、2016年に入っても患者数は急増していて、全国で警報値を上回る地域が続出しています。

2016年2月1日~2月7日の患者数は11,459人で、2015年で最も患者数の多かった6月の第2週の患者数11,481人とほぼ同じです。

溶連菌の症状

インフルエンザとよく似た症状が出ますが、全く違う病気です。

・38℃前後の熱が出ますが、インフルエンザほどの高熱にはなりません。
・イチゴ舌といわれる赤いブツブツが舌の表面に現れます。
・多くの場合、喉などに感染し、咽頭炎を引き起こします。

  また、腎炎やリウマチ熱などを併発する恐れがあります。

溶連菌の治療

抗生物質を飲むと比較的すぐに治癒すると言われていますが、発熱などの症状がおさまった後も一定期間抗生剤を飲み続けなければ完治しないといわれています。

溶連菌の流行時期

流行のピークは冬で、春から夏にかけても流行します。

感染経路

くしゃみやせきなどで飛沫感染するため、保育園や学校などで蔓延しやすいです。

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劇症型溶連菌とは?

溶連菌は大人にも感染することがあり、傷口から菌が入ると劇症型になる可能性があり、体の一部が壊死する可能性があります。
なぜ劇症化するのかは分かっていません。

これは以前、人食いバクテリアとセンセーショナルに伝えられた劇症型溶連菌で、致死率は約30%です。

日本では1992年に初めて劇症型溶連菌の感染が確認されました。

国立感染症研究所の調査では、劇症型溶連菌の報告数が2006年の調査以来、2015年は過去最多の患者数431人を記録しています。

劇症型溶連菌の症状

菌が血液の流れの中に入って重症の敗血症を起こしたり、いろいろな臓器感染を起こしたり、手足の壊死的な変化が強くなって重症になることがあります。

数時間から1日くらいの間にどんどん進行してしまうのが特徴です。

5年前に劇症型溶連菌に感染した50歳の男性の場合

最初は右足の親指に2,3ミリの赤いポツンとした血豆のようなものができていて、
2週間ほどは大きな変化はなく、その後事態が急変しました。

朝3,4ミリだったのが夕方仕事から帰ってきて見てみると、親指の先っぽがぶにゃぶにゃしていたので、翌朝に病院へ行こうかなと思って寝て、翌朝起きると、部屋の中がすごく臭く、足首から下が腐っていて、右足は動かせない状態で、くるぶしより下はくすんだ茶色に変色していました。

すぐ救急病院へ搬送され、すぐ緊急手術して、膝下を切断しましたが、菌の感染力が強く4度の手術をおこなった結果、最終的には右足の付け根から切断して一命を取り止めました。

溶連菌に感染しないためには

ワクチンはないのでマスクの着用や手洗い、うがいなどを励行してください。

劇症型溶連菌の対応

進行が著しく早いため、傷口や血豆のようなものが短時間で大きくなります。
本来は大きくなることはありません。

他にも患部が腫れてきたり、赤くなってきたりして何か異変を感じたらすぐに大病院へ行ってください。

複数の科の医師が協力して、集中治療がちゃんとできる態勢のある総合病院が望ましく、小さな病院では対応できない場合があるからです。

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出典
毎日放送 白熱ビビット

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