トレンドピックアップ

気になる話題、旬の情報をお届けします。

暮らしと生活

無洗米のデメリット、メリット~味、価格、栄養は?

2017/01/31

20151011無洗米無洗米は炊く前に研ぎ洗いをせずに水を入れるだけで炊けるお米のことです。最近はスーパーなどでもよく見かけるようになりましたが、まだ全体に占める無洗米のシェアは10%程度です。

無洗米にはデメリットはあるものの、研ぐ手間がいらないこと以外に多くのメリットがあります。

スポンサードリンク

精米と無洗米は何が違うの?

玄米を精米機により精米すると白米になりますが、精米機では取りきれない肌ヌカという粘着性の強いヌカが残ってしまいます。肌ヌカが付いた状態で炊くとヌカ臭いご飯になってしまい、美味しくありません。

この肌ヌカを取り除いて、美味しいご飯にするために、炊飯前にお米を研ぐのです。

無洗米として販売されているお米は精米した後、肌ヌカを取り除く処理をして、出荷されるので、研ぎ洗いせずに水を加えるだけで炊けるようにしたものです。

出典:http://www.tohoku-rice.com/

無洗米のデメリット

白米より価格が高い

無洗米は同じ銘柄の精白米よりも、肌ヌカを取り除くという加工処理が入っている分、少し価格が高くなります。

しかし、同じ重量の精白米と比べると、肌ヌカが取り除かれているため、約3~4%正味のお米本体の量は多くなります。また、研ぐための水道代も必要ないので、トータルでは無洗米の方が割高とは必ずしも言い切れないようです。

衛生面での不安

今まで洗って炊飯していた人にとっては、洗わないのは衛生面で不安が残ります。

無洗米の製造工程では、添加物などは使用されておらず、まったく人手に触れずに袋詰めされ、また、異物が入り込まないような装置が設置されてチェックされているので、衛生面では問題ないようです。

スポンサードリンク

無洗米のメリット

研ぐ手間が省け、節水になる

無洗米の最大のメリットはやはり水で研ぐ手間が省け、水道の費用が不要になるということです。

精白米より栄養価が高い

無洗米と研ぎ洗いする前の白米とを比較すると、炭水化物、たんぱく質など基本的な栄養素の量は変わりません。

しかし、水で研いでいるうちに、ビタミンB1やナイアシンのような水溶性のビタミンのかなりの部分が流れてしまい、結果として無洗米のほうが、栄養価が高くなっていることが分析結果から明らかになっています。

美味しい

ご飯の美味しさはヌカの取れ具合やうまみ層の有無により大きく左右されます。

お米の研ぎ方は人により違うので、上手に肌ヌカが取れていない状態で炊くと、まずいご飯になります。

また、手で研ぐと肌ヌカと胚乳の間にある非常に薄い、うまみ層が洗い流されてしまうことがあり、美味しいご飯が炊けないことがあります。

無洗米では、常にうまみ層を損なうことなく、肌ヌカが除去されているので、常に美味しいご飯が炊けます。

時間による劣化が少ない

肌ヌカには脂肪が多く含まれていて、時間が経過すると酵素の働きにより、短期間でお米を酸化させ、脂肪酸化度が高くなります。

脂肪酸化度は、低いほど新鮮で美味しく、高いほど古米化し、味がまずくなります。

無洗米は精米直後に肌ヌカが除去されますが、普通の白米では肌ヌカが付いたままで、炊飯時の洗米によって除去されるまで酸化の影響を受け続けます。

無洗米も時間の経過により、酸化は徐々に進み劣化していきますが、普通の白米ほど、劣化が早くありません。

環境に優しい

お米を研ぐことにより、米ヌカに含まれているリンや窒素が生活排水として排出されます。

生活排水は下水処理施設で処理されますが、リンや窒素は高度下水処理法でしか完全に処理することができません。高度処理法ができる施設は限られています。

標準的な下水処理施設ではリンや窒素は完全には処理できない状態で、川や海へ流され、これが植物性プランクトンの餌になり、赤潮やアオコ、ヘドロの堆積など、水質汚染の原因になっています。

お米を研がないということは、リンや窒素を含んだ生活排水を流さないため、環境保全に役立っているのです。

また、無洗米を生産している業者は、一般家庭とは異なる方法で肌ヌカを取り除いているため、リンや窒素入りの排水が工場から出ることはありません。

無洗米の炊き方

無洗米の炊き方は普通のお米と同じです。ただ、水加減には注意が必要です。

無洗米は肌ヌカが取れている分だけ、同じ量の普通の白米と比較すると、お米本体の量が少し多くなります。その分、水は普通のお米より5~10%程度多く入れると美味しく炊くことができます。

まとめ

以上のように無洗米にはデメリットはあるものの、味、栄養、環境にやさしいなど多くのメリットがあります。

無洗米へ切り替えようと思っている方がありましたら、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

スポンサードリンク

-暮らしと生活