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犬笛とは?その使い方と効果

出典:https://item.rakuten.co.jp

 

犬の優れた聴覚の特性を利用した犬笛という、犬のしつけや猟犬の呼び戻しに使う笛があります。

西村寿行氏(故人)の小説に「犬笛」という作品があり、映画やドラマにもなったので知っている方も多いと思います。

ここでは、犬笛の使い方や効果などをご紹介します。

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犬笛とは?

犬笛は人間の耳では聞こえない超音波の音が出るホイッスルの一種で、犬のしつけや猟犬を呼び戻す時などに使用します。

英国のフランシス・ゴルトン氏が発明したことから、ゴールトン・ホイッスルとも呼ばれています。

超音波は人間の耳で聞こえない20kHより高い周波数の音のことを言います。

ホイッスルは、スポーツなどの競技で審判が注意、警告などを目的に使う笛の一種で、これは人間が聞こえる音が出ますが、犬笛は犬には聞こえて、人間では聞こえない高い周波数の音が出るホイッスルです。

犬笛は数百円から数千円くらいの価格で、色々なメーカーから発売されています。

次に犬の聴覚について見てみましょう。

犬の聴覚

犬の嗅覚は非常に優れていることが知られていますが、聴覚も優れています。

人間が音として感じることができるのは大体20Hz~20kHzの周波数帯に限られますが、犬が聞こえる音の周波数は65~50kHzで、低い方の周波数は人間より少し劣るものの、高い方の周波数は人間の2倍以上の高い周波数でも聞くことができます。

それから、猫が認識できる音の周波数は60Hz~65kHzですから、犬笛は猫にも使用することができます。

犬笛の使い方

次に犬笛をどのように使えばいいのか見ていきましょう。

犬笛は単に吹くだけでは何もすることはできません。

犬笛の音のパターンと犬の行動を関連付けて、犬をしつける必要があります。

音の周波数(高低)の調整

犬によって反応の良い周波数は異なるので、しつける前に犬笛の音の高さを調整する必要があります。

通常、犬笛はある周波数の範囲内で周波数を変更することで、音の高低を調整することができるようになっています。

犬笛を初めて使う人は、どの程度の強さで吹いたらどの程度の音が出るのかよく分からないので、初めのうちは、少し音が聞こえるように低めの周波数に設定して使うのがよいと思います。

人間が聞こえる音の高さから、少しずつ周波数の高い音に調整していき、犬がよく反応する音があれば、そこで周波数を固定します。

犬のしつけ

犬のしつけでは、「お座り」、「お手」、「待て」、「伏せ」という指示を声符(声による指示)や視符(ジェスチャーによる指示)で行いますが、これらの代わりに犬笛を使用します。

基本的には、ピィという短音と、ピィーという長音の組み合わせで何通りかの犬笛による信号のパターンを決め、それを「お座り」、「伏せ」、「お手」などの行動と関連付けます。

一度決めた信号パターンや行動は途中で変えると、犬が混乱するので絶対に変えないようにしましょう。

また犬笛の信号パターンはできるだけ単純にします。複雑な信号パターンでは犬は覚えることができません。

訓練中は叱ったり、罰を与えたりせず、上手に出来たときは、ごほうびとして頭を撫でたり、餌を少量与えたりするようにします。

犬に対して、根気よく何度も繰返し反復して訓練することにより、初めて犬は指示に従うようになります。

犬は犬笛の音を2kmくらい離れた距離でも聴き分けることができ、高周波音の聴覚特性が優れているので、あまりにも近過ぎる距離で犬に犬笛を聞かせると、耳の負担となる可能性があるので注意が必要です。

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呼び戻し

犬笛は呼び戻しにも使うことができます。

先ず、呼び戻すときの犬笛の信号パターンを決めます。

次に犬がいるときに、犬笛の信号パターンを吹き、犬が反応したら、すぐにオヤツをあげてほめます。犬笛の音が鳴ると良いことがあると印象づけるのです。

それを何度か繰り返し行い慣れてきたら、次は見えない場所から犬笛を吹きます。

これを何回か行い、慣れてきたら、外で試します。

外で慣れるまでは犬笛を吹いた後は必ずおやつなどを与えて報酬をあげます。

外でも慣れてきたら、次第に報酬の回数を減らしていき最後はごほうびをなしにします。

これができるようになると、どんな時でも犬は戻ってくるので、緊急時などの呼び戻しもできて便利です。

犬笛の効果

周囲の人を煩わせずに犬に指示を出せる

犬笛は人間の聞こえない超音波の音を出して、犬に指示を出すことができるため、周囲にいる人を煩わせることがありません。

声を張り上げたりせずに、犬笛の音が犬に届くので、真夜中のような静まった環境でも気兼ねなく犬に指示を与えることができます。

離れた場所から犬に指示を出せる

犬の聴覚は特に高い周波数に敏感で、距離が離れていても、僅かな音でも感知することができます。

犬笛を吹く強さ、犬笛の周波数、環境、天候、犬の能力にもよりますが、大体2kmくらいまでの距離ならば、犬は犬笛の音を感知できるようです。

ただ、犬笛の周波数が高くなるほど、音が空気中を伝わる時の音波の減衰が大きくなるので音の到達距離は短くなります。

最近は大災害に遭遇することが多くなり、何か非常事態が起きた時に犬と飼い主が離れ離れになることがあるかもしれません。

そのような場合にでも、犬笛を使って呼び戻しの指示を出すことにより、飼い主が犬と再会できる可能性は高くなります。

また、ドッグランなどで犬を放した時に、声を張り上げることなく、犬笛で戻ってくるように指示を出すこともできます。

まとめ

犬笛は人間の耳では聞こえず、犬にだけ聞こえる超音波の音を出すホイッスルの一種です。

犬笛は声符(声による指示)や視符(ジェスチャーによる指示)の代わりに、犬のしつけや呼び戻しに使うことができます。

犬笛を使うと、周囲の人を煩わせずに犬に指示が出せ、また、犬が離れた場所にいても指示を出すことができます。

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