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健康

生活不活発病(廃用症候群)~症状、原因、予防

2016/07/27

生活不活発病とは

20150830生活不活発病


学術用語は廃用症候群といいます。

生活不活発病は体を動かさないことにより全身のあらゆる機能が低下するもので、高齢者や障害のある人では特に起こりやすいのです。

地震などの震災で避難し、仕事を失うなどの環境が変化してすることがなくなり、不活発な生活を送ることで起こりやすくなるとされています。

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動かないことにより全身の働きが低下し、歩いたり、立ち上がったり、階段の上がり降り、その他のさまざまな日常の生活上の動作がやりにくくなったり、疲れやすくなったりしてきます。そして動く意欲まで失われ、放っておくとさまざまな症状につながっていきます。
被災地に限らず、誰もがなる可能性があります。

生活不活発病の症状

生活不活発病の具体的な症状は以下の通りです。

・筋力が落ち、運動機能が低下し、動きにくくなる。
・心肺機能が低下して、すぐに息切れする。
・急に身体を起こしたときに低血圧になり立ちくらみ等を起こす。
・消化機能が落ち、食欲がなくなり、便秘になる。
・関節がこわばり、手足の曲げ伸ばしがしづらくなる。
・床ずれができる。
・うつ状態になる。
・認知症が悪化する。

生活不活発病の原因

生活不活発病の原因の一つは地震などの災害によりそれまで行っていた仕事ができなくなり、また、家事や趣味や近所付き合いや行事がなくなり、外出することもなくなり、一言でいうと、「することがない」ということです。

また、普通に生活していた人が、風邪などが原因で、数日間ベッドで過ごしたり、高齢者に多い腰痛等の原因で、家に閉じこもったり、日中もベッドや布団の中で過ごすことが多くなったりすることも、生活不活発病のきっかけになることがあります。

ある研究によれば、生活不活発病は数週間で確実に現れると考えられています。
数日間でも生活不活発病の傾向が現れると指摘する学者もいます。

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生活不活発病の予防、改善 (DINF生活機能低下予防マニュアルより引用)

1.  一般の人々には次のような思い込みが強い

 病気のときは安静第一
   年よりは無理してはいけない
 災害で打撃を受けているのだから無理はいけない
 体が不自由だから無理してはいけない

・そのため「できるだけ歩きましょう。動きましょう」と指導しただけでは、不十分。
  逆にやりすぎて、逆効果になることもある。
・一日の中で行う生活行為(「活動」)全般について、安全に行えて(「質」)、十分な「量」を      確保できるように具体的な指導が必要。
・特に歩行についてはどの位歩いているのか、散歩、生活の中での歩行も含めて確認        し、適切な指導を。歩行が不自由になったらすぐに対応を。

2.「1日中横にならないように」との指導が大事

・横になっている人はその理由を確認し指導を。
   <例>・することがない → 役割をつくる
   動くと具合が悪くなる → 適切な疾患管理を(医師との連携で)
   動くと疲れやすい → 少量頻回の原則で

3.フィットネスとしての散歩やスポーツは、気分転換も含め生活の活発化に効果的

・“避難生活なのに・・・”と遠慮せずに、むしろ積極的に行うようにはげます。
・「こんな時期に散歩やスポーツを」と思われないように、地域啓発も必要。
・体操もよいが、それだけでは不十分。

4.避難所では

・昼間は毛布をたたむ。(つい横になりたくなるので)
・ 歩きやすいように通路を確保する。
・昼間の生活の場所(居間にあたるもの)を確保する。
・何らかの役割を見つける。
・ボランティアによる必要以上の手助け、介護をさける。
(ボランティアへの生活不活発病の啓発が必要)

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出典

介護ライブラリ 高齢者に多い生活不活発病とはどんな病気?
障害保健福祉研究情報システム(DINF)生活機能低下予防マニュアル~生活不活発病を防ごう~

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