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教養・雑学

神社とお寺はどう違うの?|参拝方法は?

古くから神社やお寺は日本人にとって身近な存在でありながら、その違いについてはよく知らないことが多いようです。

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お寺と神社は何が違うの?

神社とお寺はどちらも古そうな建物が建っていますが、元来全く違うものです。
一番違うのは祀られているものです。

神社に祀られているのは神様で、お寺に祀られているのは仏様です。
お寺は仏教という中国大陸から伝来した宗教の施設です。これに対し神社は神道という日本人固有の信仰観に由来しています。

日本は元々神様を信じる神道の国でしたが、仏様を信じる仏教が日本に伝わってきた時、これを排除することなく受け入れました。そして現在に至るまで神社とお寺は共存してきているのです。

日本には神社は約8万1千、お寺は約7万7千と非常に多く存在します。

これは、神社の多くが地域毎にその土地を守る神様を祀り、お寺は江戸時代には地域ごとに住む人々の戸籍を管理し、現在の役所のような役割を果たしていたからです。

参拝の方法

神社もお寺もどちらも参拝しますが、その参拝方法はかなり異っています。

神社

鳥居の前で一礼します

鳥居は神社の玄関とも言えるところなので、神社に着いたら神様にこれから入りますという意味を込めて一礼します。

鳥居をくぐり、参道を進んで、手水舎(てみずしゃ)で手と口を清めます

鳥居から拝殿に向かう参道の中央は正中と呼ばれ、神様が通るところとされているので、中央を歩くのは避け、できるだけ端を歩くようにしましょう。

手水舎では、まず右手でひしゃくを取り、水を汲んで左手を洗います。
次にひしゃくを持ち替えて右手を洗います。もう一度右手に持ち替え、左手で水を受け口を軽くすすぎます。間違ってもひしゃくに口をつけたりしないように。

そのままひしゃくを立て、残った水を柄に流してから元の置き場に戻します。これら一連の作業は全て最初に汲んだ一杯の水で行います。

拝殿に着いたら、賽銭箱にお賽銭を入れ、鈴を鳴らして、ニ拝二拍手一拝をします

二拝二拍手一拝は二礼二拍手一礼ともいいます。

二拝は2回頭を下げて深くおじぎをし、神への敬意を表します。

次に、胸の高さで掌を合わせ、右手を少し下にずらして二回拍手(かしわで)を打ちます。
その後、指先をきちんと合わせて祈りを込めてから手を下ろします。

最後に一拝をして終りです。

お寺

三門の前で一礼します

三門はお寺の玄関なので、入る前に仏様にこれから入りますという意味で一礼します。

境内に入ったら手水社で手と口を清め、鐘楼があれば鐘をつきます

鐘楼はついてはいけないお寺もあるので注意して下さい。

お線香をあげ、一礼をして賽銭箱にお賽銭を入れてからお祈りをします

お寺でのお祈りは合掌(がっしょう)といい、左右の手を胸の前で静かに合わせます。
仏教では右手が仏様、左手が自分を表わし、両手をぴったり合わせることで仏様と一体化できると考えられています。

合掌してお祈りする時は言葉を唱えます。言葉は宗派によって異なりますが、祀られているのが阿弥陀如来の場合、南無阿弥陀仏と唱えます。

お祈りが終わったら一礼をします。帰る時も境内を出たら回れ右をして、三門の外からお堂に向かって一礼をします。

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初詣は神社?それともお寺?

初詣はもともと新年になって初めて神社やお寺にお参りすることなので、神社でもお寺でも
どちらに行っても構いません。

多くの人は有名な神社やお寺に初詣に行きますが、初詣はまず近所の神社やご先祖様が祀られているお寺に行くのが良いとされています。

初詣に行くときはまず日頃の感謝の気持ちを神様や仏様に伝えてから新年の祈願をします。

初詣でいろいろな神社やお寺に参拝するとご利益がなくなってしまうのではないかと心配する方がいるかもしれませんが、大丈夫です。たくさんの神社やお寺に参拝してもご利益はなくなりません。

神様は八百万神(やおよろずのかみ)というくらい、たくさんいるとされていて、それぞれの神様が協力しあって人間を守っていると考えられているので、神様同士でやきもちをやくことはありません。

また仏様はお釈迦様以外にも多くの仏様がいて、それぞれ役割が違っていて、神様や仏様もやきもちを焼くようなことはないのです。

七五三

七五三は3歳、5歳、7歳になった子供の成長を祝う行事です、

最近は10月後半から11月15日までの土日や祝日などの休日に着物を着て住んでいる地域の神社やお寺にお参りことが多いようです。

七五三は平安時代や室町時代に貴族や武士の家で行っていた儀式が元になったとされています。

なぜ七五三で神社やお寺のお参りするかというと、神道では7歳までは神の子とされていたので、子供が成長したことを定期的に儀式で祝うとともに、それを神様のおかげと感謝して土地の神社にお参りしていたからです。

なぜお寺にお墓があるのに神社にはないの?

元々お寺にはお墓はありませんでした。

江戸時代に江戸幕府は檀家制度を作りました。これは戸籍の管理を目的として、すべての住民を必ずどこかのお寺に所属させるようにし、住民がお寺の維持費用を負担する代わりに、お寺は住民のお葬式をすることにしたのです。この檀家制度により、お寺と住民の関係は密接になりました。

檀家制度が始まる以前は人が亡くなると、遺体は野山などに埋めたり、捨てたりしていましたが、檀家制度が始まった後は人が死ぬと、お寺で仏教の教えに基づいて、供養するようになり、遺体をお寺の敷地に埋めてお墓を作るようになりました。

一方、神社の境内の中には、通常お墓を作ることはありませんが、家の信仰が神道という場合には神葬祭と呼ばれる神道の葬式でのお葬式をすることがあり、神道の方式によるお墓を作ることがあります。


神社やお寺の参拝の作法などは知っている人にとってはあたり前の常識なのかもしれませんが、恥ずかしい思いをしないよう覚えておきたいものですね。

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