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紫外線が人体に与える影響

2017/05/25


毎年、春先から夏にかけて気になるのが太陽からの紫外線です。

紫外線は夏に最も強いですが、春先の紫外線も強いため対策が必要です。

しかし、極端に対策しすぎると紫外線が不足し、いろいろな病気の原因となります。
適度に紫外線を浴びることも必要です。
     
ここでは、紫外線が人体にどのような影響を与えるのかご紹介します。

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紫外線の種類

紫外線は波長により

A領域(UV-A;波長315~400nm)
B領域(UV-B;波長280~315nm)
C領域  (UV-C;波長100~280nm)

に分けられます。

ここでnmはナノメートルのことで、1メートルの10億分の1の長さです。

3種類の紫外線のうち、UV-Cについては、地球のオゾン層でほとんど吸収されるため、地表には届きません。

私たちが浴びる紫外線量の約95%はUV-Aで、残り約5%がUV-Bです。

太陽光紫外線は波長が短いほど強力なエネルギーを持っていて、UV-BはUV-Aの1000倍以上の有害作用があるといわれています。

紫外線による人体への影響

免疫力の低下

皮膚の表面には、細菌、ウイルス、化学物質などの異物の侵入を感知するランゲルハンス細胞があります。

ランゲルハンス細胞からの情報を得て、免疫システムが働きますが、紫外線を多く浴びると、ランゲルハンス細胞のDNAが傷つき、うまく機能しなくなることがあります。その結果、免疫力が低下してしまいます。

皮膚

波長が短いほど人体に対する影響が強いのですが、波長が長いUV-Aの方が皮膚の深くに入り込むという性質があります。

シミ、ソバカス

UV-Bは、全紫外線の約5%を占めます。主に肌の表面で吸収されるため、肌の奥の真皮層まで達することはほとんどありませんが、UV-Aより強いエネルギーを持ちます。

表皮にUV-Bが当たると、メラニンが分泌され、紫外線から皮膚を守ります。しかし、UV-Bを浴びすぎると、メラニンが増え過ぎてシミやソバカスの原因にもなります。

シワ、たるみ

浴びたUV-Aの20~30%が肌の奥の真皮層にまで達するといわれていて、繊維芽細胞にダメージを与えます。繊維芽細胞はハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す働きをします。

その結果、UV-Aを浴びた肌は弾力を失い、シワ、たるみといった肌の老化現象を引き起こすと考えられています。

さらに、UV-Aもメラニン色素の合成を増やし、シミが目立つ原因をつくります。
紫外線によって生じるシミ、シワ、たるみは光老化と呼ばれ、光老化の主因はUV-Aです。

肌の老化の80%は光老化が原因といわれています。

UV-Aは窓ガラスを通り抜けるので、太陽光が入ってくる部屋にいる場合には影響を受けます。また、UV-Aは雲も通り抜けやすいので、曇りの日でも影響を受けます。

皮膚ガン

紫外線は皮膚にダメージを与えると、細胞のDNAに傷がつきますが、細胞にはそれを修復する機能があります。

しかし、長年にわたり繰り返し傷つけられているうちに、修復間違いが起こり、元の状態に戻らないことがあります。これは突然変異と呼ばれ、その変異した部分がガン遺伝子などガンの発生に関わる遺伝子であった場合、皮膚ガンにつながります。

皮膚と同じように、目に紫外線が入った場合も目はダメージを受けます。

紫外線が角膜にあたると、角膜が炎症を起こし、目の痛み、充血などの症状が出ることがあります。これを雪目といいます。ウインタースポーツなどで雪に囲まれた場所で長時間過ごした時、雪からの日光の反射により、起こる場合が多いです。

紫外線は角膜を透過して水晶体で吸収されます。この時、水晶体のタンパク質に変化が起って濁り、白内障になります。

水晶体は、遺伝や加齢などの影響で少しずつ白く濁っていきますが、紫外線も白内障の原因の一つとなります。

紫外線不足による人体への影響

ビタミンDを含む食品は魚介類やキノコなどに限られ、バランスのとれた食事をしていても、不足することがあります。紫外線を浴びることにより、ビタミンDを体内で合成することができるため、ビタミンD不足を補うことができます。

ビタミンDが不足すると、子供の場合はくる病や骨の軟弱化のリスクが高まり、大人では骨粗鬆症、高血圧、糖尿病、心臓病のリスクが高まります。

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UVインデックス

上に記したように、紫外線の人体への影響度は波長により異なります。

紫外線の各波長ごとに、観測地点の紫外線強度に人体への影響の度合いを重みづけして、総合的に人体への影響度を表す指標としてUVインデックスが提案されています。

毎日気象庁よりUVインデックスの予測値の推移が発表されています。

上の地点に地名を入れると、その場所の「明日の予測値の推移」が表示されます。

UVインデックスで表される紫外線の強さは以下のように分類され、その強さに応じた紫外線対策が定められています。

                                                        環境省 紫外線環境保健マニュアル2008 より引用

季節、時刻による紫外線の変化

紫外線の強さは、時刻や季節、さらに天候、オゾン量によって大きく変わります。

紫外線の強さは、7、8月が最も強く、5,6月もかなり強くなっています。また、一日の中では正午頃が一番強くなります。


                                                                        気象庁ホームページより引用

                                                                           気象庁ホームページより引用

まとめ

紫外線は浴びすぎると、皮膚や目などに悪影響があります。

しかし、紫外線対策をするあまり、紫外線を浴びる量が不足すると、体内のビタミンDが不足し、いろいろな病気のリスクが高まるため、適度に紫外線を浴びることが必要なようです。

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