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教養・雑学

蚊に刺されやすい人はどのような特徴があるの?

2017/06/05

夏といえば蚊ですが、人間は蚊に血を吸われ、かゆみを与えられ、病気を移され、迷惑この上ない存在ですが、同じ場所にいても蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいますね。

蚊に刺されやすい人はどのような特徴があるのかご紹介します。

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刺して血を吸うのはメスの蚊だけで、オスの蚊血を吸いません。

血液は蚊の餌ではなく、メスの蚊が産卵するための材料になります。

蚊の餌はオス、メスともに花の蜜、果物の汁などです。

蚊には二酸化炭素用センサー、匂いセンサー、温度センサー、視覚センサーを巧みに組み合わせて、獲物である人間を見つけていると考えられています。
 
蚊は遠距離、中距離、短距離を各々二酸化炭素、匂い、温度をたよりに人に近づいていきます。

二酸化炭素

人の血を吸おうとしているメスの蚊は、無風で10m前後の距離から、人が吐き出す息の中の二酸化炭素を察知して、濃度勾配を感じながら、より濃い方へとやって来ます。

蚊の二酸化炭素の濃度検知は0.01~4%の範囲内で行うことができ、0.01%の分解能という優れた能力があります。

空気中の二酸化炭素の濃度は約380ppm(1ppmは100万の1)です。人が吐く息には空気中の二酸化炭素の濃度の約100倍の濃度があります。蚊はこの二酸化炭素の濃度変化を検知して人に寄っていきます。

運動すると酸素消費量が増えるので二酸化炭素の排出量が増えます。

飲酒すると、アルコールを肝臓で分解する過程で二酸化炭素を吐き出す量が増え、さらに呼吸数も増えます。

妊婦は酸素消費量が非妊時に比べて約20%増加し、これに伴い二酸化炭素の産生量も増加します。

これらの人は蚊に見つけられやすくなり、刺されやすくなります。

匂い

二酸化炭素によりある程度まで人に近づくと、次は匂いを感知して接近してきます。

人の皮膚表面には、無数の常在菌という病原性を示さない細菌がいて、皮脂や汗などの成分から、様々な代謝物質を作り出しています。

例えば、常在菌の一つである大腸菌はインドールという悪臭を放つ成分を作っています。また、足の指の間にいる菌は悪臭の原因となる脂肪酸を作っています。これらは蚊を引き寄せる物質を作り出します。

このため、体臭の強い人や足の臭い人は蚊に刺されやすいのです。

また、汗に含まれる乳酸は蚊の誘引物質であることが知られていて、汗かきの人、運動中、運動直後で、汗で濡れている人は蚊を引き寄せやすくなります。

温度

蚊が二酸化炭素、匂いにより人を見つけると、今度は温度により刺す場所を探します。

蚊の温度センサーは触覚にあり、0.05℃の温度変化を検知できます。

熱放射ではなく、人の周りの空気が体温で温められ、その温められた空気が上昇する時の対流の流れを感じているようです。

蚊は温かい温度を好みますが、あたたか過ぎてもだめなようで、ネッタイシマカの好む温度は34~40℃です。

蚊は体温が高い人を好みます。運動中、運動直後の人、飲酒している人、妊婦は体温が高めなため、蚊に刺されやすいです。

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血液型

血液型がO型の人は他の血液型の人より蚊が近づきやすいことが実験により確認されていて、O型、B型、AB型、A型の順に蚊に刺されやすくなっています。

どのような成分が蚊を引き付けるのかはまだ解明されていません。

同じ人が様々な色のシャツを着て蚊の引き寄せ方を実験した結果では、黒、青、赤、緑、黄、白の順に蚊をよく引き寄せます。黒と白の差は3~4倍もあります。蚊に刺されないようにするためには着る服は明るい服の方がよいようです。

日焼けをした人は、色白の人より蚊を引き寄せやすいです。

蚊を寄せつけない簡単な方法

防虫スプレーなどを使用しなくても蚊を追い払う単純で効果的な方法があります。

それは扇風機をかけることです。

蚊が人を見つけて近づくのは、二酸化炭素、匂い、温度(空気の対流で検知)です。

扇風機の風により、空気の流れをかく乱することにより、蚊が人に関する二酸化炭素、匂い、温度に関する情報が得られなくなります。また、蚊の飛行能力は小さいので、空気をかく乱することにより、蚊の飛行を妨害することになるからです。

まとめ

蚊は、二酸化炭素、汗に含まれる乳酸、体臭、足の指の悪臭、高めの体温、O型の血液を好みます。

蚊に刺されやすい人は以下のような特徴の人です。

・運動中または運動直後の人(二酸化炭素の排出量多い、体温が高い、汗をかく)
・飲酒している人(二酸化炭素の排出量多い、体温が高い)
・妊婦(二酸化炭素の排出量多い、体温が高い)
・体臭の強い人、足の指の臭い人
・血液型がO型の人

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