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アディポネクチンはどのような作用があるの?増やす方法は?

2017/06/07

アディポネクチンは内臓脂肪などの脂肪細胞から分泌されるホルモンの一種で、アディポネクチンは長寿ホルモンといわれていて、寿命と大きく関係しています。

長寿の人の血中アディポネクチン濃度は高いことが明らかになっていて、100歳以上の女性と20歳代の女性の血中アディポネクチン濃度を比較したところ、100歳以上の女性の方が約2倍もアディポネクチンの濃度が高いことが明らかとなっています。

ここでは、アディポネクチンが人体への作用や、アディポネクチンの増やし方ついてご紹介します。

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アディポネクチンの作用

高血圧を予防する

アディポネクチンは血管を拡張し、血流を良くする働きがあるため、高血圧予防に効果的です。

高血圧と診断された人のアディポネクチン血中濃度を測定すると、アディポネクチンの値が低いという点から、アディポネクチンは血圧をコントロールし、高血圧を予防する効果があると考えられます。

動脈硬化を予防する

アディポネクチンは血液中に含まれ、全身を巡って傷ついた血管の修復や血管を拡げることで血液の流れを良くするため、動脈硬化を予防する効果があります。

このため、心筋梗塞や脳梗塞といった死につながるような病気の予防にも効果的だといえます。

メタボリックシンドロームを予防する

アディポネクチンは、糖質やコレステロールの代謝に関係しており、メタボリックシンドローム予防に役立つと考えられます。

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態をいいます。

抗がん作用

最近では、アディポネクチンとガンの関係性が注目されてきています。

低アディポネクチン血症になると、乳がん、子宮体がん、大腸がん、前立腺がん、胃がんのリスクが大きくなります。

また、マウスの実験では人間の胃がん細胞をマウスに移植し、がんを発症させた後、アディポネクチンを注射すると、がんの増殖が阻止され、がんが縮小したという結果が得られました。この実験で、アディポネクチンにより、がん細胞が自然にこわれてしまうということが分かりました。

糖尿病を予防

アディポネクチンは糖質の代謝を促進し、インスリンが正常に作用しなくなるインスリン抵抗性の状態を解除し、糖尿病を予防する効果があります。

糖尿病は、インスリンの働きが低下して、血液中の糖の量が異常に増えた状態が慢性的に持続する病気です。

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アディポネクチンを増やす方法

食品

アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンですから、アディポネクチン自体を食物から直接摂取することはできませんが、アディポネクチンを増やす効果のある食材を摂取することにより、アディポネクチンを増やすことができます。

β-コングリシニン

大豆加工食品に含まれるβ-コングリシニンには、内臓脂肪の量を減らしたり、血液中の中性脂肪を減らす作用が知られていますが、これらの作用はβ-コングリシニンがアディポネクチンを増やす効果があるためだということが分かってきました。

大豆加工食品には、豆腐、豆乳、納豆などがありますが、豆乳、納豆のβ-コングリシニンの含有量は少ないので、豆腐がベストなようです。

ノビレチン

柑橘系の果実に含まれているノビレチンという成分は、アディポネクチンを増加させる食品として注目されています。

ノビレチンは柑橘系の果実の中でも、特にシークワーサーに豊富に含まれていて、温州みかんなど他の柑橘系の果実と比較して非常に多いことが分かっています。

食物繊維

欧米では、食物繊維が豊富に含まれているオートミールやオールブランなどを摂取している人はアディポネクチンの値が高いという結果が出ています。

食物繊維を多く含む食材はそば、玄米などの穀類、大豆、おからなどの豆類、モロヘイヤ、芽キャベツ、ゴボウ、ブロッコリーなどの野菜、しいたけ、エノキタケなどのキノコ類です。

マグネシウム

マグネシウムはインスリンの働きを良くするため、摂取すると糖尿病のリスクが低くなることが分かっていましたが、これはマグネシウムには摂取することにより、アディポネクチンを増やす働きがあるためです。

マグネシウムを多く含む食材はアオサ、ワカメ、ヒジキなどの海藻類、煮干し、干しエビなどの魚介類、ゴマ、アーモンドなどの木の実類、大豆加工食品、杜仲茶などがあります。

EPA、DHA

イワシやサバなどの青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などのオメガ3脂肪酸を摂取すると、血液中のアディポネクチン濃度が上昇することが、明らかになっています。

亜麻仁油(オメガ3系脂肪酸:エゴマ油、シソ油など)を朝に摂取すると、脂肪燃焼効果がより高まるそうです。

コーヒー

コーヒーの摂取量が多い人は、血中のアディポネクチン濃度が高いという研究結果が報告されていて、日本人の若年者を対象にした臨床研究で、1日に450 mℓのコーヒーを飲むと、2週間で血中アディポネクチン濃度が13.6%上昇したという報告があります。

オスモチン

オスモチンという物質はアディポネクチンと構造が非常に似ており、アディポネクチンの代わりに効果を発揮する可能性があります。

オスモチンはリンゴ、サクランボ、ブドウ、キウイ、トウモロコシ、トマト、ピーマンなどに豊富に含まれています。

サプリメント

SP-18
ビール酵母、米胚芽、黒ウコンを主原料とし、アディポネクチンの分泌を促進するサプリメントです。

きなり
青魚に多く含まれるDHA&EPAを高配合されていて、アディポネクチンの分泌を促進するのに有効なサプリメントです。

運動

アディポネクチンは内臓脂肪などの脂肪組織から分泌されるので、肥っている人の方がアディポネクチンはより分泌されるのではないかと思われますが、肥大化し過ぎた脂肪細胞ではかえって分泌量は減少します。反対に痩せすぎていると、栄養不足でアディポネクチンを分泌できません。

アディポネクチンをよく分泌させるには、ちょうど良いサイズの脂肪細胞がブドウのようにきれいに並んでいて、脂肪の隙間に血管が張り巡らされて、その血管から栄養を吸収しなければなりません。

従って、アディポネクチンを増やすには、上に記した食品、サプリメントを摂取するとともに、ウォーキングスクワットなどの適度な有酸素運動をして余分な内臓脂肪を減らすのが効果的です

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