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高齢者世帯の電気代は意外と高い

2016/07/05

20150629高齢者家電


みずほ情報総研の調査によると「60代以上の高齢者は節電行動をしている人が多いが、電気代は月1万円以上の世帯が3割に上るなど、若者に比べて高い」との調査結果が出ています。

       
       
       
       
       
       

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その原因は?

高齢者は家にいる時間が長いので家電製品、照明の使用が多くなるのと、古い家電を使い続けているのが原因と考えられるということだそうです。

一般家庭の電力消費量の割合

総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会(第17回)の資料「参考資料1 トップランナー基準の現状等について」によると家庭での家電の種類別の年間の電力消費量の割合(2009年)は消費電力が大きい順に冷蔵庫14.2%、照明器具13.4%、テレビ8.9%、エアコン7.4%、電気温水器5.4%、エコキュート3.8%、食器洗い乾燥機・電気便座3.7%、電気ポット3.2%となっています。

冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコンの上位4位までの機器が大きな割合を占めていることがわかります。

古い製品と新しい製品では消費電力はこんなに違う

冷蔵庫

資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2014年冬版」によると、2003年度では600~
680kWh程度だった401~450Lクラスの冷蔵庫の年間消費電力量は、2013年度には200~220kWh程度と約3分の1にまで減少しています。

照明器具

照明器具で大きな節電効果が得られるのは、白熱電球からLED電球や電球型蛍光灯へ切り替えた時です。60W形相当の白熱電球の消費電力は54W、LED電球であれば7~10W、電球型蛍光灯でも10~12Wと消費電力は大幅に減少します。

インバーター式蛍光灯型照明器具を使用している場合にはかなり消費電力が少ないため、他の照明器具に切り換えても大幅な電気代の節約はできません。

テレビ

「省エネ性能カタログ2014年冬版」によると、液晶テレビ32V型の年間消費電力量は、161kWhだった2006年を100とした場合、2014年には37(59kWh)と60%以上も減少しています。

エアコン

「省エネ性能カタログ2014年冬版」によると、2004年型のエアコンの年間消費電力量は945kWh、2014年型では837kWhと約11%の消費電力が減少しています。

なぜ新しい製品ほど消費電力が少なくなるの ?

理由は2つあります。

1つは省エネが製品を販売するうえでの大きなセールスポイントになることです。

もう1つは法規制の問題です。省エネ法って聞いたことありませんか?
省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)は石油危機を契機に1979年に制定されました。

1997年に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3、京都会議)の内容を受け、1998年に省エネ法の大幅な改正が行われました。

この中で、エネルギーを多く使用する機器ごとに省エネルギー性能の向上を促すための目標基準「トップランナー基準」が設けられました。

当初対象機器(自動車やエアコン等)は11品目でしたが、その後追加され、現在は28品目となりました。冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコンなどが28品目の中に入っています。

トップランナー基準に満たない場合は、事業者は国から性能向上の対策を施すように勧告や命令を受けることになっています。

トップランナー基準は各々の機器においてエネルギー消費効率が現在商品化されている製品のうち、最も優れている機器の性能以上にするという考え方のため、年々基準値は厳しくなります。メーカ各社はこのエネルギー基準をクリアするためにしのぎを削っています。

以上のことから新しい家電製品ほど消費電力は小さくなっているのです。

まとめ

冷蔵庫、エアコンなどの家電製品は結婚した時、社会人になって一人暮らしするようになったと時には必ず購入します。

一方、家電製品は一旦購入するとそう頻繁に故障して使えなくなるものではありません。このため高齢者ほど古い家電製品を使用しているのは当然かもしれません。

エアコンなどは長年使用していると内部の部品の経年劣化により、火災事故が発生するとNITE(製品評価技術基盤機構)が注意喚起しています。

二酸化炭素低減の点からも、ある程度時間が経過したら、まだ正常に製品が動作していても新製品への買い替えを検討されたら如何でしょうか?

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