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うるう年の逆打ちのお遍路はご利益が3倍!

2017/05/28

巡礼は聖地や霊場を参拝して廻ることですが、巡礼としては日本最古の巡礼といわれる、西国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所がありますが、中でも有名なのが四国八十八ヶ所の霊場を巡る四国お遍路です。

ここでは四国お遍路についてご紹介します。

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お遍路とは

お遍路は四国にある88ヶ所のお寺を巡ることです。

88ヶ所のお寺は今から約1200年前に弘法大師空海が人々の災難を除くために開いたものです。
この88ヶ所のお寺を巡礼することを特にお遍路、お遍路する人をお遍路さんと呼びます。

お遍路さんが札所を巡礼することを打つといいます。これは、昔は巡礼者がお寺を参拝した時に、本堂や門に木製や銅製の納札を打ち付けていたことに由来しています。現在これは禁止されています。

1度の旅で88ヶ所の全ての霊場を廻ることを通し打ち、何回かに分けて廻ることを区切り打ちと言います。

順打ち

四国八十八ヶ所の札所には1番から88番まで番号が付けられています。

お遍路には決められたルールはなく、順番どおり廻らなければならないわけではなく、各人の都合のよいように廻ればよいことになっていますが、一番の札所霊山寺から番号順に1番→2番→…87番→88番と四国を時計回りに巡礼することを順打ちと呼び、この番号通りに巡ることが一般的な廻り方です。

逆打ち

88番の札所大窪寺から、88番→87番→…2番→1番と四国を反時計回りに巡るのを逆打ちといいます。

うるう年に逆打ちすると順打ちの3倍の御利益、功徳があるとされています。

これは、弘法大師が今でも四国八十八ヵ所を順打ちで廻っていると信じられていて、逆打ちで廻ると、必ずどこかで弘法大師に出会えるという考えがあるからです。

四国遍路の始まりとして、衛門三郎という豪農の伝説があります。

衛門三郎の家を訪れた托鉢僧を弘法大師とは気付かず、無礼を働いてしまったことを後になって気づき、詫びるために四国巡礼の旅に出ましたが、20回巡礼を重ねても弘法大師に出会うことができませんでした。そこで今度は逆に回ることで、とうとう出会うことができました。これが832年のうるう年だったことから、うるう年の逆打ちのお遍路はご利益が3倍になると言い伝えられているのです。

うるう年は逆打ちの年とされており、逆打ちでお遍路をする方が多くなります。

四国のお遍路道はお遍路さんが道に迷わないように、順打ちを想定して標識や道しるべが設置されています。

逆打ち時の標識や道しるべは未整備で、電柱や木の裏側を覗かなければ標識を見ることができません。このため、初めて歩き遍路をする場合は難易度が高くなり、道に迷ってしまう可能性が高まります。順打ちよりも困難を伴うことも、ご利益が大きいといわれる理由の一つとなっています。

しかし、観光バスで行く逆打ちツアーもあり、これを利用すれば、道順を気にする必要がないため快適に廻ることができます。

2016年はうるう年というだけでなく、逆打ちで弘法大師に巡り会えたという伝説が残る60年に一度の丙申(ひのえさる)にもあたっていたため、お遍路さんは急増したようです。

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お遍路の目的

弘法大師空海が万人を救うために開いた霊場を弟子の修行僧がたどったのが四国遍路の始まりといわれています。

以前は家内安全、先祖供養、病気治癒など、現世や将来を願い祈るためのものでした。

しかし、現代ではこれ以外に健康、ストレス解消、自分を見つめ直す、観光など、さまざまな目的で巡られているようです。

距離、日程、交通手段

交通手段は約1割が徒歩でこれ以外に、自転車、バイク、自家用などがありますが、最近ではバスツアーで巡る人が主流となっています。

一般的に徒歩の場合は45日前後、自転車で10~14日前後、自動車の場合は約1週間で1巡できます。

八十八箇所の全ての霊場の行程の距離は約1100~1400Kmです。

距離に幅があるのは、遍路道が一種類ではなく、選択する道により距離が変わるためです。

お遍路をする人は年間で約15~20万人ほどです。

お遍路の多い時期、少ない時期

お遍路が多くなる時期は春と秋で、弘法大師の命日の3月21日前後がピークです。

冬は最もお遍路が少なく、休業する宿泊施設もあります。

宗派

空海は真言宗の開祖で、お遍路するほとんどの寺は真言宗の寺なので、お遍路は真言宗でないといけないのではないかと思われますが、どのような宗派の人でもお遍路はできます。

最後に
現在のお遍路さんは、リタイアされた方、年輩の方が多いそうですが、お遍路の旅を通じて今までの人生をもう一度振り返ってみるのもいいかもしれませんね。

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