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2017年のうるう秒は1月1日に~影響は?いつ廃止されるの?

2016/07/12

うるう秒とは?


2017年1月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に、「8時59分60秒」が挿入されます。

1月1日の時間の長さは24時間に1秒加算され、24時間1秒になります。これをうるう秒と言います。
   

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なぜうるう秒が必要なの?

元々地球の自転を基準にして1日という長さが決められ、その24分の1を1時間、1時間の60分の1を1分、1分の60分の1を1秒としていました。

その後の技術進歩により、原子時計で正確な時間が測定できるようになると、地球の自転の回転速度は常に一定ではなく、ムラがあることが分かってきました。

現在は原子時計に基づく時刻が天文時(地球の自転による)に基づく時刻との差が0.9秒以内に収まるように調整した時刻を世界の標準時(協定世界時)として使うことになっています。その調整するための処置がうるう秒です。

うるう秒の調整は 1月1日か7月1日に行われます。
地球の自転速度が遅い場合は1秒加算し、地球の自転速度が速い場合は1秒減らします。

前回は2015年7月1日にうるう秒の調整が行われました。

うるう秒の調整は1972年から数年に1回程度行われ、前回の2015年までに26回うるう秒による調整が行われています。

うるう秒の調整は国際地球回転・基準系事業(IERS)が決定します。

世界の標準時である協定世界時UTCでは2016年12月31日23時59分59秒の後に1秒が追加されますが、協定世界時と日本標準時とは9時間の時差があるため、日本時間でいうと、2017年1月1日の朝8時59分59秒の後にうるう秒としての1秒が挿入されることになります。

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うるう秒の影響

2012年7月1日午前9時にうるう秒が追加される前の独立行政法人 情報通信研究所(NICT)の説明会では、うるう秒の追加は、証券取引所で高速の自動売買を行うようなシステムや1秒以下のタイムスタンプを保証するようなサービスなど、一部の特殊なシステムで影響が出るといわれていました。

実際にはIT業界ではSNSのmixiでうるう秒を原因とするトラブルが発生し、約4時間にわたってシステム障害が発生し、つながりにくい状態が続きました。

前回2015年7月1日のうるう秒ではあらかじめ、対策を取っていたため、以前ほど混乱はなかったようです。

電波時計は通常、1日1回程度しか時刻調整しないため、うるう秒の時は次の自動受信が行われるまで1秒ずれた状態になります。

うるう秒が追加された後、手動で強制受信をすれば、うるう秒が挿入された正確な時刻に合わせることができます。

うるう秒の廃止問題

うるう秒の存続、廃止に関して、原子時と天文時の時刻差のずれの影響、IT社会に及ぼす影響の両面から議論されています。

当面はうるう秒による調整が行われますが、2015年11月の世界無線通信会議において最終決定される予定でしたが、この会議での結論は2023年の世界無線通信会議まで先送りされることになり、今後もうるう秒による調整は続くようです。

システム関係の方は2017年は正月出勤になりそうですね。

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