クマムシはどこにいる?大きさは?肉眼で見えるの?

自然界には、驚くべき生物がたくさん存在します。

その中でも特に興味深く、ユニークな生物がクマムシです。

この記事では、クマムシのすみか、見つけ方、観察方法などについてご紹介します。

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クマムシとは?

クマムシは基本的に水性生物で、水の中でのみ活動することができます。

水の底を歩くことはできますが、水中を泳ぐことはできません。

海の中や池や河川にもいて、下水処理場に生息するクマムシもいます。

陸地で生息しているクマムシもいますが、降雨などで周囲に水がある時のみ、活動することができます。

ゆっくり歩くことから緩歩動物(かんぽどうぶつ)と呼ばれ、生物の分類上独自のグループに属しています。

近い動物のグループ群としては、昆虫やエビ、カニなどの節足動物やカギムシなどの有爪動物があげられます。

クマムシの四対の肢には発達した爪があり、これで堆積物やコケなどの中を歩行することができますが、例えば、ガラスやプラスチックのような滑らかな表面をきちんと歩行することは難しく、すべって転んでしまいます。

クマムシは、一旦転ぶと自力で起き上がることはできません。

クマムシという名は、歩く様子がクマのように見えるところに由来しています。

英語では w a t e r b e a r(水の中の熊)とよばれています。

クマムシはどこにいる?

クマムシは、地球上のあらゆる場所にいる非常に小さな生き物です。

砂漠から雪原、森林、湖沼、高山地帯、海岸線まで、本当にいろいろな場所で見つけることができます。

しかし、非常に小さいため、人間の目ではなかなか見つからないですが、実際には私たちの身近な存在なのです。

クマムシは普通の市街地のほか、深海、高山、極地まで幅広く生息していて、基本的に地球上のどこにでも生息しています。

クマムシは最強の生物といわれるので、どのような環境下でも動き回れるかと考えるかもしれませんが、実際に動き回われるのは、水中や水分の多い環境だけです。

水分がなくなって乾燥すると、体を縮め、代謝をほとんど停止した乾眠と呼ばれる状態になり、水分を与えると元の状態に戻ります。

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クマムシの大きさは?肉眼で見えるの?

クマムシは体長が0.1~1.0ミリメートル程度の大きさで、肉眼でかろうじて小さな粒として認識できるレベルのため、クマムシを観察するには顕微鏡が必要です。

クマムシを観察するには、両方の目で観察できる双眼実体顕微鏡が適しています。

双眼実体顕微鏡は、観察台の上のスペースが広く、シャーレを動かしながらクマムシを観察するのに便利です。

実体顕微鏡の中でも、ステージの下に照明が設置されている透過型の実体顕微鏡で、20倍以上に拡大できるものがおすすめです。

2万円~3万円くらいの顕微鏡も販売されていますが、そんなにはお金を出せないという方には、クマムシの観察に特化した、「ミクロモンスター LED内蔵ズーム顕微鏡&調査キット」が2000円くらいで販売されています。

クマムシの見つけ方

クマムシが見つかりやすい場所は、例えば、ギンゴケなどのコケの中です。

ギンゴケというのは、土の上だけでなく、コンクリートの壁の上などにも生えるため、
わざわざ遠出をする必要はなく、都会のそのへんでコケを探して採取すればいいです。

先にも記載しましたが、クマムシはとても小さいので、顕微鏡で観察しなければなりません。

しかし、たとえコケをほぐして顕微鏡で観察したとしても、クマムシを見つけることはなかなか難しいです。

それは、コケに付着している乾眠状態にあるクマムシをコケに付着している土や砂の粒とを区別することが非常に難しいからです。

そのためには、まず、少量の乾いたコケをプラスチックのシャ?レ内に置き、コケを水で浸します。

コケが水を吸い、コケの中で乾眠状態にあったクマムシが水分を吸って、クマムシの体内で代謝が始まるとゆっくりと動き出します。

復活したクマムシはコケの中を歩き回り、何かのはずみでコケの外にはい出てくることがあります。

プラスチックシャーレの底はツルツルしているので、クマムシはプラスチックの上を歩くことができず、もがいたり、土の粒子にしがみついたりします。

水に浸したコケを一晩放置しておくと、クマムシがコケの中から出てくるので、シャーレの中にいるクマムシを顕微鏡で観察することができます。

まとめ

クマムシがどこにいて、見つけ方、観察方法などについてご紹介しました。

クマムシを見てみたいという方は、低価格の顕微鏡も販売されていますので試してみてはいかがでしょう。

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