メルカリで売れた商品を発送する際には、メルカリとヤマト運輸が提携した独自の配送サービスであるらくらくメルカリ便というサービスが利用できます。
この配送サービスは、ヤマト運輸の宅急便、宅急便コンパクト、ネコポスといったヤマト運輸の配送サービスより、日本全国一律の送料で、低価格で送ることができます。
らくらくメルカリ便は、当初、ヤマト運輸の営業所からしか送ることができませんでしたが、
2016年3月からファミリーマートでも発送することができるようになりました。
本記事では、ファミリーマートかららくらくメルカリ便を送るやり方についてご紹介します。
ファミリーマートかららくらくメルカリ便を送るやり方
ファミリーマートかららくらくメルカリ便を発送するやり方は、ヤマト運輸の営業所から発送する場合と、使用する端末が少し変わる以外ほとんど変わりません。
また、らくらくメルカリ便には、荷物のサイズにより、ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便の3種類の配送方法がありますが、それらの配送方法による違いもありません。
宅急便コンパクトで送る場合には専用ボックスを購入してその中に荷物を梱包しなければいけません。この専用ボックスは通常の宅急便コンパクトで使うものと全く同じものを使用します。
この専用ボックスは箱型タイプと薄型の封筒タイプの2種類があり、いずれも価格は70円と同じで、どちらもファミリーマートでも購入することが可能です。
このため、メルカリ便をファミリーマートで発送する時に、商品を持って行けばその場で
梱包して発送することができます。
ファミリーマートから らくらくメルカリ便を発送するやり方
ファミリーマートかららくらくメルカリ便を発送するやり方は以下の通りです。
1.商品を出品する際に、配送料の負担を「送料込み(出品者負担)」に、また、配送方法を「らくらくメルカリ便」に設定します。
らくらくメルカリ便は送料の負担を出品者にし、また、配送方法をらくらくメルカリ便にしなければ利用することができません。
なお、宅急便コンパクトであれば450円、宅急便であれば1,000円以上の出品価格でなければ利用できません。ネコポスには最低価格の制限はありません。
2.商品が売れたら、メルカリの取引画面から「コンビニから発送」を選択し、配送情報の入った2次元バーコード(QRコード)を作成します。
3.売れた商品をファミリーマートへ持って行き、Famiポートで申込券を出力します。
ファミリーマートの専用端末であるFamiポートを操作して申し込み票を出力します。
具体的な手順は以下の通りです。
・トップ画面から「配送サービス」を選択します。
・「mercari らくらくメルカリ便の配送はこちら」を選択します。
・事前に用意した2次元コードをFamiポートで読み取らせます。
・配送情報確認画面で情報を確認し「OK」を押します。
・出力された申込券を受け取る
4.出力された申込券をレジの店員さんに渡し、発送手続きを行ってもらい発送作業は完了します。
らくらくメルカリ便の送料は、商品代金から自動的に引かれるシステムになっているため、レジでの支払う必要はありません。
なお、申込券は発券後30分以内に手続きしないと無効になってしまうので注意が必要です。
らくらくメルカリ便をファミリーマートから発送する際の料金
2022年6月16日から配送サービスの料金が下表のように改定されました。
配送サービス | 旧料金 | 新料金 |
ネコポス | 175円 | 210円 |
宅配便コンパクト | 380円 | 450円 |
宅急便60サイズ | 700円 | 750円 |
宅急便80サイズ | 800円 | 850円 |
宅急便100サイズ | 1000円 | 1050円 |
宅急便120サイズ | 1100円 | 1200円 |
宅急便140サイズ | 1300円 | 1450円 |
宅急便160サイズ | 1600円 | 1700円 |
コンビニから発送する場合の匿名性について
一般的に商品を発送する際には送り先と発送元の住所と名前を記入する必要があります。
しかし、らくらくメルカリ便では、これらの情報は2次元コードに変換された形になっており、これはヤマト運輸の配送員が持っている端末でしか読み取れないため、ファミリーマートの店員にも読み取ることはできません。
そのため、コンビニの店員に名前や住所を知られたくない場合にもらくらくメルカリ便を安心して利用することができ、匿名性が保たれます。
受付時間と発送日について
ファミリーマートから発送する場合には、荷物を引き渡した時間によって発送日とされるのが当日になるのか翌日になるのか変わってきます。
ヤマト運輸の集荷担当員はファミリーマートに午前と午後に1度ずつ、1日に2回集荷にきます。
ファミリーマートに荷物を差し出すタイミングによっては、配達が1日遅くかかる場合があります。
例えば、午後の集荷の後にファミリーマートに荷物を差し出した場合には、ヤマト運輸への引き渡しは翌日となり、配達が1日遅れてしまします。
らくらくメルカリ便と通常の宅急便との違い
らくらくメルカリ便 | 通常の宅急便 | |
送料 | 全国一律 | 距離が長いほど高くなる |
着払い | できない | できる |
匿名配送 | できる | できない |
補償 | 全額補償 | 上限30万円 |
らくらくメルカリ便と通常の宅急便との違いを上に示します。
何かの事情で着払いで送らなければならない場合には、通常の宅急便を使うことになりますが、通常、メルカリの配送料は出品者が負担するので、送料、匿名配送、補償の面で、圧倒的にらくらくメルカリ便が有利です。
ファミリーマートかららくらくメルカリ便を送るメリット
ファミリーマートなどのコンビニから、らくらくメルカリ便が発送できるようになったので、24時間いつでも商品の発送が可能になったということが1つ目のメリットです。
ファミリーマートの店舗数はヤマト運輸の営業所の数の3倍程度あるため、今まで以上に
都合のよい場所から発送できるようになったことが2つ目のメリットです。
以上、ファミリーマートからメルカリ便を送るやり方についてご紹介しました。