犬はよく吠える動物です。
犬によっては吠えることが習慣になってしまっていて、ご近所に迷惑がかかっていることもしばしばです。
無駄吠えをやめさせようとしてもそう簡単にはやめてくれません。そんな無駄吠え防止に役立つスマホアプリが多く開発されています。
ここでは、犬の無駄吠え防止に役立つスマホアプリを使って、しつける方法や無駄吠え防止以外のしつけ方についてもご紹介します。
犬の無駄吠え防止のために役立つスマホアプリ
最近では、スマートフォンの様々なアプリができていて、犬の無駄吠え防止やしつけるのに使えるスマホアプリが開発されています。
このスマホアプリは、通常、発生する周波数をある範囲内でせって設定できるようになっています。
「ドッグホイッスル」や「犬笛」と検索すると、犬などの動物にだけに聞こえる周波数の音を発生させ無駄吠え防止や他のしつけにも役立つアプリがたくさん出てきます。
犬の嫌いな周波数
人間が聞くことのできる音の周波数は、約20Hzから20KHzほどの間の音で、人間の声は約300Hzから700Hzの周波数です。
一方、犬は65Hzから50KHzまでの周波数の音を聞くことができるといわれていて、犬は人間よりもはるかに高い周波数の音まで聞き取ることができます。
このうち、犬の嫌いな音の周波数は13.5KHz~20KHzの間とされています
この犬の嫌いな周波数の音を発生させるスマホアプリを使って犬が無駄吠えしないようにしつけることができます。
犬の無駄吠えを防止するためにアプリを使ってしつける方法
犬の無駄吠え防止するために使用する場合には、スマホアプリで発生させる音の周波数は、犬の嫌いな音の周波数である13.5KHz~20KHzの中間あたりの16KHzくらいに設定しておきます。
例えば犬がインターホンの音に反応して、インターホンが鳴るたびに無駄吠えするのをやめさせたい場合を考えます。
その場合、犬が吠えた直後に犬が嫌いな音を鳴らします。
犬は当然ながら嫌いな音を聞いて吠えるのをやめるはずです。
これを何度か繰り返すと、犬はインターホンの音が鳴ったときに吠えると嫌いな音が流れるということを知り、次第に無駄吠えをしなくなります。
何度も何度も根気よく繰り返すことが非常に大切です。
しつける時の重要なポイントは、インターホンの音が鳴って犬が吠えた直後に嫌いな音を鳴らすことです。
犬は自分が吠えたことによって嫌いな音が流れたというこの因果関係がわかっていなければ、犬をしつけることはできません。
無駄吠えをなくすためのしつけは、飼い主が犬をほめることで効果はさらに大きくなります。
犬はインターホンの音が鳴ったときに、嫌いな音が流れなくても自発的に吠えるのをやめるようになった時に初めてほめてあげてください。
無駄吠え防止以外の他のしつけ方
犬のしつけでは、無駄吠え防止以外には、「お座り」、「お手」、「待て」、「伏せ」という指示を声符(声による指示)や視符(ジェスチャーによる指示)で行いますが、これらの代わりに「ドッグホイッスル」や「犬笛」で検索されるアプリを使ってトレーニングすることができます。
これらのアプリは、単に一定の周波数の音を発生させるだけでなく、例えば、ピィという短音と、ピィーという長音の組み合わせなど、何通りかの組み合わせた音を発生させる機能があります。
基本的には、ピィという短音と、ピィーという長音の組み合わせで音のパターンを決め、それを「お座り」、「伏せ」、「お手」、「待て」などの行動と関連付けます。
一度決めた音のパターンや行動は途中で変えると、犬が混乱するので絶対に変えないようにしましょう。
また音のパターンはできるだけ単純にします。複雑な音のパターンでは犬は覚えることができません。
訓練中は叱ったり、罰を与えたりせず、上手に出来たときは、ごほうびとして頭を撫でたり、餌を少量与えたりするようにします。
犬に対して、根気よく何度も繰返し反復して訓練することにより、初めて犬は指示に従うようになります。
以上、犬の無駄吠え防止に役立つスマホアプリを使って、しつける方法や無駄吠え防止以外のしつけ方についてもご紹介しました。