ヒラメとカレイの違い|その見分け方とは?

ヒラメとカレイはその姿形がよく似ていて、見分けがつかないという人もおおいのではないでしょうか?

ここでは、ヒラメとカレイの違いや見分け方について記載しています。

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ヒラメとカレイの違い

ヒラメとカレイも海底にすみ、体が平たく、浮袋はありません。
また、両方とも色素細胞を持っていて、周囲の環境に合わせて体色を変えることができます。

ヒラメの生物学上の分類は、「カレイ目カレイ亜目ヒラメ科ヒラメ属」となります。

カレイの生物学上の分類は、は、「カレイ目カレイ亜目カレイ科」という分類になり、ヒラメとは近い親戚のような存在です。

一般的にヒラメは体長80cm前後、カレイは40cm前後のものが多く、ヒラメはカレイより大きいといわれています。ヒラメのことをカレイの大型であるということでオオガレイと呼ばれたりすることがあります。

ただ、カレイの中にはオヒョウのように体長が2mを超えるものもいます。

ヒラメの目は両方とも頭部の左側半分に付いているものが多いですが、カレイは頭部の右側に付いているものが多いです。

ヒラメは性格がどう猛で、イワシやアジのような小魚やエビなどの甲殻類を捕食するため、口は大きくて歯は1つ1つが大きくて鋭いです。

一方、カレイは砂の中のイワムシやゴカイなどの小さな虫を食べるため、口は小さくておちょぼ口です。

ヒラメの寿命は短く、せいぜい数年程度と言われています。その分、成長が早く、養殖はしやすいとされています。

カレイはヒラメより寿命が長く、中には数十年生きるものいて、成長が遅いため一部を除き養殖はされていません。

ヒラメとカレイの見分け方

左ヒラメの右カレイは正しくない

出典:https://maribu-aqua.com


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日本では、ヒラメとカレイの見分け方として、「左ヒラメの右カレイ」といわれています。

腹部が下になるように置いたとき左を向いているのがヒラメ、右を向いているのがカレイという見分け方です。

日本で扱われているヒラメの目は左側、カレイの目は右側についているものが多いですが、これに合わないものもいます。

例えば、ヌマガレイは目が左側にあり、ボウズガレイは左と右同じくらいの割合で左か右に偏るようです。

また、アメリカやアラスカでは、カレイの目が左側に偏っている割合のほうが多いそうです。

世界的に見ると同じ種類でも生息域によって左向きと右向きで分かれていたり、同じ生息域でも左向きと右向きの両方が生息していることもあります。

ですから、「左ヒラメの右カレイ」という見分け方は、正しくありません。

カレイとヒラメは解剖学的に、左目の視神経が上であるものがヒラメ,右目の視神経が上であるものがカレイとして分類されています。

しかし、これは外側からは見えないので、見分けることはできません。

口や歯の形で見分ける方法

ヒラメとカレイを見分ける確実な方法は、口や歯で見分ける方法です。

ヒラメの口は大きく、カレイの口は小さくて、オチョボグチです。

また、ヒラメの歯は1つ1つが大きくて鋭いですが、カレイの歯は小さいです。

これらが間違いなくヒラメとカレイを見分ける方法です。

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ヒラメとカレイの味の違い

ヒラメもカレイも共に白身魚です。

ヒラメはクセがなく、甘み、旨みが強く感じられ、さっぱりした味です。

一方カレイは、あっさりと淡白ですが、味にコクがあります。

ヒラメとカレイの料理の方法

ヒラメは小魚などの獲物をさっと泳いで行って捕まえるのに対し、カレイは海底でじっと獲物が来るのを待ち伏せして捕まえます。

このため、よく動くヒラメは筋肉が引き締まっていて、加熱すると身が固くなってしまうのです。

このようなことから、ヒラメは刺し身やお寿司のネタにされ、一方、カレイは加熱しても固くならないので、煮付けやフライなどのよう加熱して食べる料理が多いです。

ヒラメが高級魚、カレイが大衆魚といわれる理由

ヒラメとカレイは白身魚としては高級魚の部類に入りますが、その中でもヒラメは高級魚、カレイは大衆魚というランクがつけられています。

日本料理では魚を出す時、頭の部分を左向きにして出すことになっています。

ヒラメはこのルールに従って出すことができますが、カレイの場合には頭を左に向けるとのっぺりとした裏面を見せることになり、見た目がよくありません。

このようなことから、カレイは扱いにくいということで、同じ高級魚でもカレイの方は大衆魚と安くランク付けされるようになりました。

また、ヒラメの旬は北海道では秋から初夏、本州では秋から冬までと、時期が限られていて、漁獲量も少ないです。

それに対して、カレイは種類により旬の時期がずれていて、ほぼ1年中食べることができ、漁獲量がヒラメより多いのです。

以上のような理由から、ヒラメはカレイより値段が高くなり、ヒラメは高級魚、カレイは大衆魚といわれているのです。

ヒラメとカレイは生まれた時から目が寄っているの?

ヒラメやカレイの平たくて目が片側に寄った姿は、生まれた時からではありません。

卵からかえったばかりの稚魚の時は、普通の魚と同じように、左右対称に目が一つずつついていて、海中で普通の魚とおなじように生活をしています。

その後、成長する段階で次第に片方の目が反対側に移動するという不思議な変化を遂げ、海底で生活するようになるのです。

魚では右目の視神経は左脳、左目の視神経は右脳につながっています。

目の偏位を決める位置決定遺伝子の働きで、左右の視神経が交差している部分に歪みが生じ、そこから脳全体のゆがみが進み、引っ張られるように目の位置がずれてくるということが大学の研究で分かってきています。

なぜ表と裏で色が違うの?

ヒラメやカレイは、目のある表側は黒っぽく、目のない裏側は白っぽいです。

表の色は身を隠すために、海底の色に体色を合わせています。

裏側が白いのは、泳いでいるときに下から見ると、空の色と同じになって目立ちにくくなっているのです。

この表と裏の色の違いも、目が移動して海底生活になる頃に現れてきます。

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