西本願寺と東本願寺の違いとは?二つに分かれた経緯も解説!

出典:https://www.hongwanji.kyoto

京都にある西本願寺と東本願寺。これら二つの寺院は、表面的には類似しているように見えますが、実は歴史、宗派、儀式、建築様式において多くの違いを持っています。

本記事では、これらの違いの詳細を記載しています。

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宗派の違いは?

西本願寺と東本願寺は、浄土真宗の中でも異なる宗派に属しています。

西本願寺は「浄土真宗本願寺派」、東本願寺は「真宗大谷派」とされており、この宗派の違いが両寺院の教義や行事にどのように影響しているのかを探ります。

御正忌報恩講の日程の違い

浄土真宗において重要な法要「御正忌報恩講」の実施日程には、西本願寺と東本願寺で違いが見られます。西本願寺では新暦を用いて1月9日から16日に行われるのに対し、東本願寺では旧暦を採用し11月21日から28日に行われます。

この違いは、それぞれの寺院が重んじる伝統や宗派のアイデンティティの表れであり、両寺院の教えや宗教実践に深く根ざした違いを示しています​​。

仏壇や仏具の違いは?

西本願寺と東本願寺では、仏壇や仏具のデザインや使い方にも顕著な違いがあります。これらの違いは、日々の宗教行事や個人の信仰実践にどのような影響を与えているのでしょうか?

数珠の持ち方と発声の違い

大谷派(東本願寺)では数珠を特定の方法で持ち、特有の発声でお経を唱えます。

具体的には、親玉を親指で挟むように持ち、房を左手側に垂らすのが特徴です。また、「南無阿弥陀仏」という言葉を唱える際、本願寺派(西本願寺)では「なもあみだぶつ」と発音し、大谷派では「なむあみだぶつ」と異なる発音で唱えます。

このような細かな違いは、日常の信仰実践に深く根ざし、それぞれの宗派の伝統やアイデンティティを形成しています​​。

お経の読み方やお焼香の回数も違う!

宗派の違いは、お経の読み方やお焼香の回数にも顕著に表れています。これらの宗教行為における細かな違いは、信者の信仰心にどのように影響を与えているのでしょうか?

お経とお焼香の実践の違い

お経の読み方に関して、西本願寺では「正信偈」をやや早めに読むのに対し、東本願寺ではより急な調子で読むことが特徴です。

また、お焼香の際の回数も、本願寺派(西本願寺)では1回、大谷派(東本願寺)では2回と異なります。これらの実践は、それぞれの信者にとって信仰の深みを与え、日々の生活の中での宗教的な実践を形成する上で重要な役割を果たしています。

信者にとっては、これらの違いが宗派のアイデンティティと深く結びついており、信仰の核心部分を形成しています。

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本願寺はなぜ分かれたの?東西分裂の歴史

西本願寺と東本願寺の分裂には、興味深い歴史的背景があります。それぞれの寺院の成立に至った経緯や、関わった歴史的人物について掘り下げてみましょう。

親子の対立と歴史的背景

分裂の背景には、第11世宗主顕如とその長男教如の対立がありました。

この対立は、戦国時代の複雑な政治的背景と絡み合い、分裂へと導かれました。豊臣秀吉や徳川家康といった時代の権力者がこれに関与し、最終的に西本願寺と東本願寺として確立しました。

この歴史的背景を深く理解することで、両寺院の今日的な特徴や役割をより深く理解することが可能になります。

特に、親子間の対立が歴史の流れにどのように影響を与えたのか、またそれが現代の宗派にどのように反映されているのかを考察することは、両寺院の深い理解につながります​​。

境内散策の違いは?

西本願寺と東本願寺の境内は、それぞれに独特の雰囲気と見どころを持っています。これらの違いを詳しく見ていきましょう。

見どころと参拝者の体験

西本願寺の境内は、国宝の唐門や書院、飛雲閣など歴史的建築物に富んでいます。これに対し、東本願寺は御影堂や阿弥陀堂など重厚感ある建築が印象的ですが、拝観できる場所が限られています。

西本願寺では、参拝者は広大な敷地と多様な建築物を堪能することができ、一方で東本願寺では、限られたが重厚感あふれる空間をゆっくりと散策することが可能です。

これらの境内の違いは、参拝者に異なる体験を提供し、それぞれの寺院が持つ独自の歴史や文化を感じさせます。

西本願寺では国宝級の建築物を通じて寺院の豊かな歴史を体験でき、東本願寺では精緻な建築美を通じて静寂と落ち着きを味わうことができます。

参拝者はこれらの寺院の独特な雰囲気を楽しみながら、京都の古き良き文化に浸ることができるのです​​。

まとめ

西本願寺と東本願寺は、同じ浄土真宗の教えを受け継ぎながらも、宗派の違い、仏壇や仏具の使い方、お経の読み方やお焼香の回数、そしてその歴史的背景や境内の様相において、多くの違いを持っています。

これらの違いを深く理解することで、それぞれの寺院の独特な魅力をより深く感じることができるでしょう。京都を訪れる際は、これらの寺院を訪れ、その豊かな歴史と文化を自らの目で確かめ、心で感じ取ってみてください。

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