イチジクは花が咲かないのに実がなるの?花言葉はあるの?

イチジクは果物の中でも育てやすく、家庭菜園で育てている方は多いと思います。

我が家にもイチジクが植えてあり、夏から秋にかけて毎年実がなりますが、イチジクの花が咲いているのを見たことがありません。

イチジクは花が咲かないのに実がなるのでしょうか?

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イチジクは花が咲かないの?

イチジクは漢字では無花果と書きます。

これは花が無い果物という意味ですが、実際に花が咲かないわけではありません。

イチジクは実の中に小さな花をつけるため、外からは確認できないのです。

イチジクの実を割ってみるとイチジクの特徴である赤いツブツブがでてきます。

このツブツブの1つ1つがイチジクの花です。この花が熟すと種子になります。

通常、果物は花が咲いて受粉が行われた後、種子の周囲の部分が肥大化してそこが果肉になりますが、イチジクでは、花びらが付く花軸が肥大化して花嚢(かのう)と呼ばれる組織ができます。

イチジクの実と呼ばれているのは花嚢のことです。

イチジクの花は花嚢の中でひっそり咲いていて、目立つ必要がないため花びらはありません。

出典:wikipedia

ある人が数えたところによると、花嚢の中にイチジクは約2000個もあるそうです。

イチジクとイチジクコバチの関係

イチジクは花嚢の中で花を咲かせ、熟して種子となりますが、受粉は一体どのようにして行われるのでしょうか?

イチジクの野生種では、花嚢のお尻(枝がついていない方)には小さな穴が開いていて、イチジクコバチと呼ばれる、2mmくらいの小さなハチがこの穴から内部に入り込んで、中で産卵します。

花嚢の中には養分があり、卵はふ化して幼虫になると花嚢の養分を餌にしてこの中で成長します。

成虫になったイチジクコバチは、体に花粉を付けて外に出ていき、他のイチジクの花嚢に入り産卵します。

この時、体についていた花粉がイチジクの花に付くので、イチジクは受粉し実が熟して、種子を作ることができるのです。

イチジクは、イチジクコバチの幼虫のために、安全で餌の多い棲み家を提供する代わりに、イチジクコバチに受粉をしてもらっています。

イチジクとイチジクコバチは、互いに助け合って共生の関係で生きているのです。

日本産のイチジク

イチジクコバチは気候の関係で日本では生息していません。

イチジクコバチがいないと、日本ではイチジクは受粉して実が熟さないことになりますが一体どうなっているのでしょうか?

実は日本のイチジクは品種改良により、単為結実、あるいは単為結果という性質を持っていて、花の中で受粉や受精がおこらなくても果実が自分で大きくなり、実が熟すようになっているのです。

また、イチジクは種子がなくても、挿し木により繁殖させることができます。

イチジクの枝を切って土に刺すと、新たなイチジクの木として成長させることができるのです。

このため、日本産のイチジクの実を割っても、中からイチジクコバチが出てくることはありません。

イチジクの仲間

イチジクは、クワ科イチジク属の植物です。

イチジク属の植物には、イヌビワ、ガジュマル、アコウなどの木があります。

これらの木は、イチジクと同じく花嚢の中に花が咲くため、外側から花を見ることはできません。

これらの花の受粉はイチジクコバチのような小さな虫の媒介によって行われます。

イチジクの花言葉

今まで記載してきたように、イチジクの花は外側から見ることができませんが、ちゃんと花言葉があります。

イチジクの花言葉は

「子宝に恵まれる」
「実りある恋」
「裕福」
「平安」
「多産」
「豊富」

などです。

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イチジクの種類と旬の時期

イチジクには、6月から7月頃にかけて実がなる夏果と、8月から10月頃に実がなる秋果、そして夏と秋の両方にまたがって実がなる夏秋兼用果と収穫の時期によって大きく3種類にわけられます

国内で生産されているイチゴの主な種類は、桝井(ますい)ドーフィン、蓬莱柿(ほうらいし)、とよみつひめ、などがあります。

また、バナーネ、コナドリアなど海外産の白イチジクの品種のも増えてきています。

桝井ドーフィン

日本市場の約8割を占める代表的なイチジク品種です。

1909年に広島県の種苗業者の桝井光次郎氏がアメリカから持ち帰ったもので、木の管理しやすい上に収穫量が多い品種です。

秋果品種

蓬莱柿(ほうらいし)

蓬莱柿の歴史は古く、1600年代にポルトガル人によって中国のイチジクが日本に持ち込まれたと言われています。

桝井ドーフィンと区別する意味で、この蓬莱柿を日本いちじくと呼んだりします。

蓬莱柿は非常においしいですが、日持ちしないのが欠点です。

秋果品種

とよみつひめ

福岡県のブランドイチジクです。

糖度が非常に高く、甘い果実で皮ごと食べられます。

夏秋兼用品種

バナーネ

フランスから導入された白いイチジクで、熟しても表皮が赤く色付かず、緑から茶色になるのが特徴です。

夏秋兼用品種

コナドリア

アメリカ生まれの白イチジクで、大きさはやややや小ぶりので、形は短卵形で果皮は黄緑色をしています。

夏秋兼用品種

イチジクの産地

イチジクの主な産地は、愛知県、和歌山県、兵庫県、大阪、福岡県です。
これらの5府県のイチジク生産量は、日本全体の生産量の約3分の2を占めています。

まとめ

植物は花を咲かせ、そして実をつけますが、イチジクには花らしきものは見当たりません。

イチジクは花を咲かせず、いきなり実ができるように見えることから、漢字では無花果と書きます。

イチジクは実(花嚢)の中に花を咲かせるので、外からは見えないだけです。

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