年賀状の宛名に油性ペン(マッキーやマイネーム等)を使用するのは許容されるでしょうか？
多くの人は毛筆や筆ペンで書くのが適していると感じるかもしれませんが、慣れていないと綺麗に書くのが難しい。
油性ペンであれば綺麗に文字を記述できるので、それを選びたいと思うのですが、上司や年配の方々の印象が気になります。
こんな疑問を持つことは普通です。
この記事では、年賀状の宛名に油性ペンを使用しても問題ないかについて解説します。
また、油性ペンの使用時のポイントや、おすすめのペンについても触れていきます。
年賀状の宛名を油性ペンで書くのは失礼？
まず、結果として年賀状の宛名を油性ペンで記述しても問題はありません。
伝統的には、年賀状の宛名は毛筆で書くのが一般的ですが、現代では書道の具を所有している人は少ないでしょう。
毛筆の代用として筆ペンも選択肢としてありますが、日常的に使用していないと綺麗に書くのは難しい。
私自身、学生時代には書道を学んでいましたが、筆ペンを使うのはなかなか難しいと感じています。
大人になると、手書きの機会が減少するため、筆ペンでの書き味が悪くなることもあります。
筆ペンで不安定な字より、油性ペンでしっかりと書いた方がより良い印象を与えるかもしれません。
少なくとも、私の視点ではそう思います。（筆ペンの努力も感じられますが。）
現代では多くの人がパソコンで印刷する中、手書きするだけでプラスの評価を受けることが多いので、自信を持ってください。
マッキーやマイネームのような油性ペンで、心を込めて書けば、その気持ちは伝わるはずです。
ただ、上司や年上の方への年賀状の宛名をボールペンで書くのは控えた方が良いでしょう。
ボールペンはオフィス用品としてのイメージが強いため、年賀状に使用するとマナーがなっていないと思われる可能性が高いです。
年賀状の宛名は太めの筆跡が好まれるので、マッキーの極細タイプは避けるのがいいです。
インクジェットはがきに油性ペンで宛名を書く時の注意点
年賀状の宛名を油性ペンで記述するのは問題ないのですが、特定の場面での使用には慎重さが求められます。
インクジエット用の写真年賀状は厚手なので、油性ペンでの記入は大丈夫です。
しかし、一般的なインクジエットのはがきについて考えてみましょう。
何も印刷されていない表面に油性ペンで宛名を書くと、裏側を確認するとどうでしょうか？
驚くことに、裏面にも文字がはっきりと透けて見える現象が起こります。
これを「裏写り」と呼ぶのではなく、「裏抜け」と正しく呼ぶべきです。
通常のインクジエットのはがきで、写真や濃い色の印刷が施されている場合、油性ペンでの宛名記入に問題は生じません。
しかし、裏面が手書きの場合や、薄い色調の印刷の場合には注意が必要です。
油性ペンで書かれた文字が裏面に透けてしまい、見栄えが悪くなることがあるのです。
これでは、美しいデザインの年賀状が台無しになってしまいます。
では、油性ペンが適していない場合、どのペンを使用すればよいのでしょうか？
そこで、インクジエットのはがきに適した、裏抜けしないペンを調査し、こちらで紹介いたします!
年賀状の宛名をペンで書くならおすすめはコレ！
年賀状の宛名の記述に最適なペンは、実は水性ペンなのです。
「水性ペンって、水で濡れるとすぐに文字が滲むのでは? 雨や雪で宛名が不鮮明になるのでは？」と疑問に思うかもしれません。
しかし、水性ペンには染料インクと顔料インクの2つのバリエーションが存在します。
水性染料インクは、確かに水に弱く、滲むことがあるため、年賀状の宛名には不向きです。
今回おすすめするのは、水性顔料インクを使用したペンです。
この水性顔料インクは、油性ペンのように裏抜けすることがなく、乾燥後は耐水性を持つため、水を受けても文字が滲むことはありません!
水性顔料インクを採用したペンとしては、
•ゼブラの紙用マッキー
•パイロットのスーパープチ
•三菱のリブ
など、多くのブランドから様々な商品が提供されています。
もし、普段から油性ペンのマッキーを使用している方であれば、同じ特性を持つ紙用マッキーが特におすすめです。
油性ペンにありがちな独特の香りもないため、使用感もいいです。
まとめ
年賀状の宛名に油性ペンを使用しても問題はありません
インクジエットのはがきで油性ペンを使うと、裏面に文字が透けることがあるので気をつけましょう
年賀状の宛名の記述には、水性顔料インクを採用したペンが最適です
年賀状の宛名を記入する際、毛筆や筆ペンを使用する必要は特にありません。
より重要なのは、丁寧に心を込めて書くことです。
その心意気さえあれば、油性ペンを使用しても気持ちはしっかりと伝わるでしょう。