タラバガニはカニではなくヤドカリの仲間!その理由とは?

タラバガニは、その豊かな味わいと見た目の豪華さで知られる冬の味覚の代表格です。

しかし、この「カニの王様」とも呼ばれるタラバガニには、意外な秘密が隠されています。実は、タラバガニはカニではなく、ヤドカリの一種なのです。

この記事では、タラバガニがなぜカニではないのか、その理由と特徴を詳しく解説します。

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タラバガニはカニじゃない?

タラバガニは、北海道やノルウェーなどの冷たい海に生息し、冬の食卓を彩る人気の食材です。

しかし、このタラバガニは「十脚目 異尾下目 ヤドカリ上科 タラバガニ科 タラバガニ属」に分類されており、実はカニではなくヤドカリの仲間なのです。

タラバガニ以外にヤドカリに分類されるカニはいる?

タラバガニのように、見た目はカニに似ているが、実はヤドカリに分類される生物は他にも存在します。

例えば、アブラガニやヤシガニ、そして北海道の根室で特産されるハナサキガニも、ヤドカリの一種です。これらの生物は、外見上はカニと似ていますが、分類学的にはヤドカリの特徴を持っています。

ヤドカリは、一般的には小さな甲殻類で、巻き貝の殻を住処として利用することで知られています。しかし、タラバガニのような大型のヤドカリも存在し、その生態や特徴は非常に興味深いものです。

これらの生物を詳しく観察することで、カニとヤドカリの違いをより深く理解することができます。

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タラバガニがヤドカリに分類される理由とは?

タラバガニがカニではないとされる理由は、その身体的特徴にあります。ここでは、タラバガニがカニとは異なる分類になる理由を、具体的な特徴を通じて解説します。

脚のなかでも第五脚のサイズが異なる

タラバガニがカニではない最も顕著な理由の一つは、脚の構造にあります。

一般的なカニは5対(10本)の脚を持っていますが、タラバガニは見た目上8本の脚しかないように見えます。

これは、第五脚が退化して小さくなっているためです。実際には、タラバガニも10本の脚を持っていますが、第五脚が甲羅の中に隠れているため、一見すると8本しかないように見えるのです。

この特徴は、タラバガニが異尾類に属することを示しており、カニとは異なる分類群に属していることを明確にしています。

このような身体的特徴は、タラバガニがヤドカリの仲間であることを裏付ける重要な証拠の一つです。

縦歩きができる

カニの特徴としてよく知られているのは、その横歩きです。しかし、タラバガニは縦歩きも可能です。

これは、ヤドカリの特徴と一致し、カニとは異なる動き方をします。カニは脚の関節が横に折れ曲がる形状になっているため、素早く横歩きができますが、タラバガニは縦歩きもできるのです。

この縦歩きの能力は、タラバガニがカニではなくヤドカリであることを示すもう一つの特徴です。

縦歩きが可能なことは、タラバガニが異尾類に属することを示す重要な指標となり、その分類学上の位置づけを明確にしています。

触覚の形

タラバガニとカニの違いは、触覚の形にも現れます。タラバガニの触覚は糸状に長く、ヤドカリに似ています。一方、カニの触覚は短いのが特徴です。これは、タラバガニがヤドカリの特徴を持っていることを示しています。

触覚の形状は、甲殻類の分類において重要な役割を果たします。触覚の形状は、甲殻類の分類において重要な役割を果たします。

タラバガニの触覚が糸状に長いのは、ヤドカリ特有の特徴であり、これにより周囲の環境を感知する能力が高まっています。

この長い触覚は、ヤドカリが巻き貝の殻の中で生活する際に、外部の情報を効果的に収集するために進化したと考えられています。この特徴は、タラバガニがカニではなくヤドカリであることを示す重要な証拠の一つです。

ハサミのある脚の長さ

甲殻類の脚の構造を見ると、カニとヤドカリでは腕節と長節の長さが異なります。

タラバガニはヤドカリと同様に腕節が長いのが特徴です。これは、カニとヤドカリを見分ける重要なポイントの一つです。

カニの場合、ハサミのある脚の長節は腕節よりも長くなっていますが、ヤドカリでは腕節の方が長節よりも長いのが一般的です。

タラバガニのこの特徴は、彼らがカニではなくヤドカリであることを示す別の証拠となります。

このような身体的特徴は、タラバガニがカニとは異なる生物であることを明確にし、彼らの生態学的な位置づけを理解する上で重要な役割を果たします。

メスのお腹が左右対称ではない

ヤドカリのメスは腹部が左側に曲がっており、左右対称ではありません。

これは、ヤドカリが体を丸めて巻き貝の中に入っているためです。タラバガニのメスも同様の特徴を持ち、これがカニとの違いの一つです。タラバガニのメスは一見左右対称のように見えますが、よく見るとお腹が左側に寄っていることがわかります。

これはメスだけの特徴でオスはほぼ左右対称です。このような性差に基づく身体的特徴は、タラバガニがヤドカリの仲間であることを示す重要な証拠です。

この特徴は、彼らがカニとは異なる生物であることを明確にし、生物学的な分類において彼らの位置を特定するのに役立ちます。

まとめ

タラバガニは見た目はカニですが、分類学上はヤドカリに属します。

その独特な身体的特徴、例えば脚の構造、歩き方、触覚の形状、ハサミのある脚の長さ、メスのお腹の形状など、これらはすべてタラバガニがカニではなくヤドカリであることを示しています。

このように、見た目だけでなく、生物の分類を深く知ることで、私たちの周りにいる生物の多様性と複雑さをより理解することができます。

次にタラバガニを目にしたときは、その不思議な生態にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

カニと思っていたタラバガニが、実はヤドカリの仲間だったという事実は、自然界の驚きと発見の一例です。このような知識は、食卓での会話のネタとしても面白いでしょうし、生物学への興味を深めるきっかけにもなり得ます。

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